ガラスの仮面49巻

ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)

ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)

本作は大幅改稿が当たり前。今巻も、掲載誌『別冊花とゆめ』でどこまで進んだか忘れるくらいのことになっています。
ほんと、どこまで進んだっけなあ。


壊れてしまった紫織さんのしでかしたこと。読者である私が白目にさせられた気持ちにさせられました。なんて恐ろしいヒト! 見開きのシーンを呆然と眺めていましたよ……。
でも、たとえ望み通りに真澄と結婚できたとしても、結局、彼女の中でマヤを許せなければ、同じことをやらかしそうで……。真澄の本音を本人以上に分かっているからこその行動なんですもの。


その真澄の本音、なかなか本人は認めたがりませんでした。水城秘書の分析はいつもながらに鋭かったのですが、やはりここはこの人、聖さん。もう、この二人こそが魂の片割れではと思うくらいのことに。


それから、マヤはマヤで、演劇界の母……月影先生に相談。この二人の人生相談シーンは本当に暖かい。女優としてというより、ひとりの女としての成長を喜んでいるような月影先生。彼女がマヤを引き取ってから、本当に長い時間が過ぎましたよね。


永遠のライバル、亜弓さんの孤独な猛特訓。
でもなんか、この先の試演の前に、マヤに亜弓の病状がバレるエピソードが入りそうな気がしてならないんです。何となくですが。
亜弓さんの中では、たぶんハミル氏よりマヤの方が存在感が大きいような気がします。彼女が演劇を志す理由のひとつですらあるような……。
個人的には、彼女に紅天女の上演権を授与したい……。
そういえば、現場にあったモノを黒沼チームがだいぶ動かしてしまいましたが、亜弓さんの演技に影響は無いのでしょうか?

その黒沼チームですが、演劇はごっこ遊び、というコンセプトで演出することにしたようです。これは非常に説得力がありました。
やっぱり、アクトレスっていいなあ。表現するって素晴らしいなあ。
私はたまに、吹奏楽や音楽をやっている夢を見ることがあって。起きた時はかなりorzです。
やりたいなら、やればいいのですが……。何を代償にしても。
そこまで踏ん切りがつかないという……。
吹奏楽、やりたいなあ。高いレベルでの。