ガラスの仮面 48巻+別冊 花とゆめ

この作品が 定期的に連載⇔コミックス発刊のため休載 のサイクルで進んでいってくださるなんて、10年前には考えられなかったことですよ。
この作品とは、もちろん『ガラスの仮面』のこと。

ガラスの仮面 48 (花とゆめCOMICS)

ガラスの仮面 48 (花とゆめCOMICS)

連載分はコミックスの改稿(というか、エピソードの大幅挿入)の後から話がつながるので、コミックスを読んでから読んだ方が面白いです。
まあ、白泉社の術中に見事にはめられた気もしますけど……面白いからいいです!
コミックス分では、連載に無かったストーリーとして、亜弓さんとハミルさんのエピソードが大幅追加。ラブシーンもあります……これは予想外。っていうか、打算(というか演技の勉強)でしか恋をしていなかった亜弓さん的に、この展開はどうなるのかな。今のところはハミルさんが亜弓さんを好き、というのが鮮明になったところで、亜弓さんは別に……かもしれないしそうではないかもしれないし。乙女心は分かりません。あのアップの笑顔はキケンでしょう。自覚がないだけに余計。
マヤと亜弓さんの共通点。それは演技が第一、というところかもしれませんね。
それにしても、練習場に入るシーンではファンの握手に応えられたのに、シアターXでの記者会見でマヤとの握手が出来ずにライバル宣言にすり替えたあたり。もっとしっかり見えていればすんなり握手しただろうに……そうとう視力はまずくなっているかも。もしかしたらゲネプロや本番では、全く見えない! どうしよう! ということが起こるかもしれないなあ……。
それにしても、最近、設定では『絶世の美女』であるはずの亜弓さんが、アップはともかくとしてロングのシーンで、ちょっとおばさんっぽく見えちゃうことがあって残念……。美内先生、ファイト!! マヤは割と安定して描けているようなんですけれど……。ベタを入れない髪ってかえって描くのが難しいのかなあ。漫画描けないから分からないけれど。それともアシさんなのかなあ……。


ところで、国民的劇団が名シーンを演じてくれるという人気投票企画がありましたが、この国民的劇団って、どこかなあと思っていました。
答えは、意外といえば意外、納得といえば納得の一人劇団、違った、『劇団ひとり』さんでした。
まずは人気投票の結果発表をこちらからどうぞ。
今回のメイキングムービーが公式サイトに出ているのですが……。ギャグではなく、本気で演ってくださった感が良く伝わります。だからこそ、本気でギャグになっていて必見。
亜弓さんの泣くシーンの表情が非情に良かったです。それから、マヤと真澄のラブシーンは、やはり合成で(同じヒトを二人も用意できませんから!)やったみたいですが、想像で抱いている所と、抱かれているところと、大変だっただろうなあ。
書店で今回の写真集チラシを配っているので頂いてきました。これはすごい。コスプレの量もたくさんあるし。撮影にどれくらい時間がかかったのかな?
このところ、ガラかめの広告にはマツコデラックスさんやら、デーブ・スペクターさんやら、面白有名人を起用しているのですが、次に犠牲起用されるのはどなたかな?
あと、投票シーンリストに竹ギプスで縛られたマヤが突き刺さった竹でけがをするシーンが無かったので……あれはさすがに厳しいということかな。泥まんじゅうシーンが迫力満点でしたから、是非、実写で拝見したいところであります。


この漫画、今の時代にない熱さがあって好きなんですよ。ズルズル続いちゃっていますが、いいんです、そういう作品、最近少ないから。でも、完結させていただきたいです。ああ、傀儡師リン!