パスワードの使い回しはやめましょう

昨日今日スマホを持ったような人でも、何種類ものWebサービスに登録して使うことが増えてきたと思います。
例えば、Androidスマホを持つ場合にはGoogleのアカウントを持たないとアプリの追加ができません。iPhoneiPadでもApple IDを作ることが必須です。
さらに、オンラインショップ(Amazon楽天など)やら、オンラインバンキングや電子マネー、各種SNS...となれば、一人で10や20のサービスに登録することになるのもザラです。
それぞれのサービスごとにパスワードを使い分けるのは大変です。それでも! パスワードの使い回しは絶対にやめるべきです。時々、漏洩事件が起きていますが、どこかの大手サイトのIDとパスワードが漏れたら、それを使いまわしている場合、他のサービスを勝手に使われてしまうことがあり得ます。
それで、パスワードの使いまわしを防ぎつつ、安全にWebを楽しむにはどうすればいいか。
2つ方法があると思います。

パスワードの決め方のルールを自分なりに作り、各サイトごとに上手く適用する。

(以下、たとえば楽天市場のパスワードを作る場合を想定)

  • 自分なりに基本的な文字列をまず決めておきます。例 yUnY14684924
  • 利用サービスごとに文字列を作るルールを考えます。 例 楽天なら rakuten→母音を抜いてrktn→ひっくり返してntkr
  • 基本的な文字列+サービスごとの文字列 でパスワードを作ります。例 yUnY14684924-ntkr

メモを取っておくなら、基本的な文字列とサービスごとの文字列を別の所にメモしておくか、ルールを暗記しておきます。

パスワード管理ツールを使う(オススメ)

先ほどの方法ではルールを考えたりの管理が大変です。また、記号・英数大文字小文字を混ぜてできるだけ長い文字数でパスワードを作るとより安全です。多くのソフトでは、そのソフトを使うための代表のパスワード1つだけを暗記するようにしておき、ログインが必要な場面で、パスワード管理ツールを解錠すれば自動入力できるようになっています。私自身もパスワード管理ソフトのお世話になっています。パスワード管理ソフトについては、下記の記事を見てみるといいと思います。
pc.watch.impress.co.jp

そのほかにも色々方法はあるかと思いますが、ともかく、同じパスワードを使いまわしたり、パスワードを人に教えたりするのは絶対にやめてほしいです。
あと、大学内のサポート屋としては、仕事上で「ログインできない」というご相談を受けることがあるのですが、その時、パスワードをメールに書いてきてしまう学生さんが時々いらっしゃいます。毎回、内心では仰天してしまいます。顔には出しませんが!
パスワードがわからなくなったり通らなくなった時の変更でも、サポートスタッフに直接パスワードを伝えてはいけません。そのサービスごとにやり方は色々ですが、パスワードをメールに書いて送って手作業で変更してもらうようなことは、今どきはほとんどないはずです。オンラインで完結しているサービスでは、大抵のところは登録したメールアドレスの方に変更用のURLを送らせて変更……という流れになっているかと思います。
というわけで、何かのサービスを登録するときには、パスワード変更方法や万が一の退会の方法を調べておくと安心ですね。例としてFaceBookの場合を紹介しておきます。

ともあれ、パスワードの管理ばっかりは自己責任で! 家の鍵と同じです。