【ガラスの仮面を最新刊まで一気に読もうよテキストライブ】開催中。

詳しくは、昨日のhttp://d.hatena.ne.jp/Yuny/20041229#1104293829を見てください。なお、登場人物は敬称略です。テーマは「デバイド」です。
昨夜は12時くらいまで読んで、気がついたら眠ってしまいました。
以下の続きは、id:Yuny:20041231#garakameにあります。


「ガラスの仮面」月刊6号感想

収録:「あの子の母親が死んだなんて…」〜「佐藤ひろみの朝から晩までのパントマイム…!」
芸能界編ラスト。しかしまあ、何もかも失って最後に残るもの、という重いテーマを、ここまで面白く描けるってやっぱすごい。それから、やはりここは「カーミラの肖像」での亜弓の活躍が面白いです。あの脚本で乙部のりえが主役っていうのは無理がある気もするけれど。もうひとつ。作中には一言も出てこないことなのですが、実は真澄もガラスの仮面をかぶっている様な気がします。それも、巻を追うごとにだんだんと厚く重くなっていっているような……。この巻はその最たるものでしたね。

「ガラスの仮面」月刊7号感想

収録:「きみ達! クラブが終わったら早く帰りたまえ!」〜「第2幕第1場 アセンズ公の森の中」
パントマイム対決。ジュリエット(亜弓)対佐藤ひろみ(マヤ)ですね。稽古から察するに、恐怖の連続パントマイムをマヤがやったら、多分互角じゃないかと思いましたが。相変わらず技術では亜弓が上ですが……。この巻には、実際に見てみたい舞台がたくさん入っていますね。独り芝居「ジュリエット」と劇団つきかげぷらす一角獣による「真夏の夜の夢」は、シェイクスピアが2連続ですが、是非みたいと思いますね。

「ガラスの仮面」月刊8号感想

収録:「ホーホーホー」〜「紫のバラのひと 会えるんだやっと…! (ドキドキ…)」
真夏の夜の夢」から「ふたりの王女」の稽古場まで。思い切った行動力はマヤの専売特許でも無かったわけで……。さすがに悲劇の吸血鬼すら演じてしまった役者だなあと。あの表情は怖かった。(「春の女神のような私の義妹…アルディス…!」のことですね)漫画越しにゾクゾクさせられました。

「ガラスの仮面」月刊9号感想

収録:「ああ…どんなひとなんだろう…?」〜「これはわしの命令だ!」
まるまる「ふたりの王女」でした。この作品のために、作者の方は連載用にとっておいた秘蔵のシナリオを切り崩してしまったらしいですが、単体でも十分に面白いお話です。劇中劇の面白さもガラかめの魅力。悲劇のヒロインとか、悪役とかもハマる亜弓のことですが、むしろここで株を上げたのはマヤの方かもしれません。天使のような笑顔なんて、そうそうできるもんじゃない。某人のアイデアである役の取り換えっこ作戦は見事に的中というところですね。

「ガラスの仮面」月刊10号感想

収録:「『ふたりの王女』は、大成功のうちに千秋楽の幕を下ろした」〜「わたくしの気のせいですわよね。真澄さま…!」
「ふたりの王女」が終わって、狼少女ジェーン役の話へ。役になり切るという意味ではやはりマヤの方が上手。
通して読んでみると、「忘れられた荒野」と「奇跡の人」に、ちょっとかぶるモノを感じてしまいます。

あらら。中断です。

ちょっとした事情で、急きょ田舎(茨城です)に帰ることになってしまいました。
別に何かあったわけではなく。*1あと2日くらいは何とかなるかと思っていたけど甘かった……。まあ、タイミングってヤツです。くすん。
この続きは、常磐線の車内で、ケータイから更新させていただきます。m(_ _)m

*1:詳しく書くと長いですが、先に帰郷していた母上から、いろいろ運ぶことになったから、荷物運びのカートを持って来いとのご命令です。茨城県のホームセンターの方が東京よりも、マメな品ぞろえで、たまにこういうことになるんですよ、はい。(^_^)

「ガラスの仮面」月刊11号感想

収録:「大沢演劇事務所のアカデミー芸術祭参加作品は「イサドラ!」決定か・・・?」〜「あなた・・・! あなただったんですか・・・!? 速水さん・・・! 紫のバラのひと・・・!」
今回は見出しのネームが長い。(携帯で打つのが大変)丸々一冊「忘れられた荒野」でした。マヤがうらやましい亜弓など、まあ、読みどころはいろいろですが。ここで紫織がいなければなあ、かなり円満な展開に、と言ってはいけないでしょうね。ああ。くすん。一つの脚本から、コメディからラブストーリー、悲劇など、無限に引きだす黒沼演出、これも見てみたい劇の一つです。何か、今回多いなあ、「見てみたい」が。

「ガラスの仮面」月刊12号感想

収録:「主役はどちらに!?」〜「ひどい雨だ・・・当分やみそうもないな・・・」
いよいよ紅天女です。長かったなあ。とはいえ、紅天女の稽古は、ものすごく時間がかかっていて、最新刊でも終わってない。ああ。マヤと亜弓の勝負は、役の本質にまっしぐらなマヤと、役の見せ方を知り尽くした亜弓の対比として考えていますが、冷静に見て、役者として成功するのは亜弓の方かと。マヤのは、役者というより巫女に近い気がしますね。だから、ヒトの心を鷲掴みにする役者としての魅力と、絶妙な間をとることに長けているのかなと。さて、月ガラもあと2冊だ!