展示してみて思うこと。

展覧会には、土日にいきますが、展示した、という達成のもと、考えていること。
今回、インスタレーションですが、元々自分は音楽畑。
楽器制作という形なら、美術系にも参加できるから、この展覧会に参加させていただいています。


初参加は3年前。大学在学中に作った4メートルの竹製アルペンホルンでしたが、あれの元ネタは月刊バンドピープル誌上で、東京佼成ウインドオーケストラのホルン奏者の方が連載していた楽器関連グッズを自作するコーナーで紹介していたものなので、オリジナルじゃありません。


2回目となる2年前は、フィリピンの民族楽器の「ウンギョン」というたて笛を制作。この制作中に「風の笛」のヒント(直径1cmの丸穴をあけるだけで竹は笛になる)をつかみ、ウンギョンとともに、「風の笛」の第一作を発表。このとき、別の野外展示とも時期が重なり、時間的にも結構きつかったです。(野外展示は直前準備作業がこの時期にあった)


昨年は諸事情(あるサイトを手伝っていて、精神的にかなり追いつめられて、金銭的、時間的余裕が全くなかった)のため、参加できず。


3回目となる今年は、笛、だけでなく、コンセプトを持った展示にしようと思い立ち、様々な素材との出会い(天然漆、人工漆、ステンレスシート、和紙……)もあって、自分自身というものは本当に見えているのか? を問うインスタレーションとしてまとまりました。


今まで、管弦楽吹奏楽を中心とした音楽だけをみてきたけれども、こういった方法で表現するのもありなんだ、と改めて気が付いた次第です。
体験型展示は、もっと追求してみたいテーマですね。「風の笛」で、できることが沢山ありそうで、これからの自分の着想が楽しみです。