自由演奏会inTMF@みらい座池袋(豊島公会堂)

池袋・豊島公会堂にて、自由演奏会に出て来ました。最も演奏しやすい服・はてなTシャツ長袖着用です。
この日は「ふくしまつり」という障害者の方々がいろいろ(ステージや出店など)するイベントで、自由演奏会はそれに華を添えるための出演です。
午前中に集合して、楽器並べて。今回、最初トロンボーンが1人! かと思ったら、心強い事に男性3名のご参加があり、そのうちのお二人は現役音大生! 3人とも本当に上手でした。それは楽器だけじゃなくて、もりあげも上手! 本当に助かりましたよ。愉しかったです。
40人編成の自由演奏会は初めてでしたが、その日にしかできないハーモニーというのがより良く分かりました。チューバはなぜか5人くらい? 7人くらい? いて、低音には事欠かないんで、人数が少ない割に思い切って伴奏パートをこなせたように思います。
昨日は本当に気持ちよく吹けて。いい加減4回目の自由演奏会ともなると、初見で楽譜配られて演奏するのがいきなり本番でも、まあ、驚かないと言うか、思い切れると言うか。舞台度胸みたいな物が付いて来た気がします。
ちなみに、伴奏屋として一番愉しかったのは、「翼を下さい」の合唱付きで演奏したアレンジの方でした。トロンボーンは延々と四分音符だけなんですけど、こういうの大好きです。どこまできれいな和音、きれいな響きで丁寧に演奏できるか、というのと、他のトロンボーンの音を、あるいは主旋律を聴きながら合わせて行く、というのと、吹奏楽トロンボーンの魅力ってそういう一見地味な所に一つの本領があると思うので、本当に堪能させて頂きました。
それから、毎日ブレスコントロール全音階練習しておいて良かったな、と思うのは、数ヶ月前に比べて、転調する楽譜への対応力が明らかに上がっていることです。シャープでもフラットでも何でも来い! とまではまだまだ言えませんが、とりあえずあせらずに対応できるようになりました。
また、トロンボーンにやたらと目立つ物が来ている「恋のカーニバル」ですが、あれ、ずっとやってみたかった曲だったんですよ。やるチャンスが廻って来てびっくり。曲だけは知っていた(吹奏楽レパートリーとして有名なアレンジだから)んですが、やった記憶がない。しかも譜割は見てみたら結構難しかった。しかし、本番の持つ魔力と言いますか、無茶苦茶早いパッセージでも、本番になったらスライドが廻ってたしタンギングも付いてこられてしまった事が1回あり、何とできてしまった。そこの小節だけ、そのときだけ。自分でもびっくりしました。スタンドプレイもしたし、盛り上がったし。
豊島公会堂は小中と高校(というより一般吹奏楽団)時代によく使わせて頂いたホールなので慣れています。どの編成でやってもステージが適度に狭い気がします。その分、音がまとまるんですよね。懐かしさもあって、終演後ステージに座り込んでしまいました。へたって。スゴく柔らかいヒノキで安心できる会場です。舞台の上で緊張する会場と安心する会場があるのですが、同じ池袋でも東京芸術劇場の小ホール・大ホールは緊張する気がします。豊島公会堂は村祭りみたいで安心して吹ける場所です。
そうそう、自由演奏会は、村祭りみたいです。練習を積んで出る定期演奏会やコンクールと違って、よってたかってハイテンションでやりたいヤツがどんどん吹いて。
村祭りが好きな方、聴きにいらして頂ければうれしいです。大量に演奏ミスがありますが、パワフルさだけは保証します!

演奏曲目リスト(順不同)

  • オリンピックファンファーレ(L.A)
  • ルパン三世のテーマ(NSB版)
  • サンチェスの子どもたち
  • ビリーブ
  • 翼をください(アレンジ2種類)
  • 王様のレストランのテーマ
  • Arsenal(マーチ「アルセナール」)
  • そりすべり(with サンタさん)
  • 八木節(with 阿波踊り
  • 風になりたい〜恋のカーニバル
  • 翼をください(with 合唱)
  • ディスコ・キッド

これだけの曲数をこなし、しかもステージは曲を多少重複しながら分けつつも3回もあったにも関わらず、演奏後の疲労はあまり残ってなくて、いつもなら前歯が痛くなるのですがそれもなくて、終わってもむしろもうちょっと演奏したいよー! と思えてしまいました。いよいよ体力が戻って来たのかもしれません。まあ、パート割は3rd,2nd,1stをほどよく頂いて、唇への負担が適当に分散されたりしていたのですが。充実したステージでした。


私の出る自由演奏会としては、これで2006年は終了に成ると思います。
来年も多分、参加すると思いますが、よろしくお願いいたします。人生が愉しくなってきました。ありがとうございました。