新宿某求人所にて相談後、まったりとじっくりと将来のことを考えていた暖かい午後。ふと心によぎるものもありました。『原点に返ること』です。
温故知新=ふるきをあたためてあたらしきをしる。
この「あたためて」は「たずねて」とも読まれるみたいですけど。要は昔のことをおさらいして現在に役立てよう、といったところ。
実はちょっとそんな心境です。昨日の大吉のおみくじを見つめつつも。
IT、ITというけれど、実は1000年以上も前に日本人が中国語を日本語に取り入れたみたいに、ウマく自分たちの物に落とし込んで活用する、といったことが、日本的ブログ利用法*1から生まれてくるんじゃないかなーと、なんとなくぼんやりと考えています。
思考のきっかけは、たまたま部屋に転がってたこの本。
- 作者: 多久弘一
- 出版社/メーカー: 語学春秋社
- 発売日: 1987/12
- メディア: 単行本
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今のところ、講義第2回まで読みましたが、ここまで「漢文」って日本語に取り込まれていたんだなあと感心しきり。だいたい、ここまで書いた今日の日記にも、漢文として読める熟語がいくつも入っているのではないかと思います。『日記』自体『日を記す』という漢文、冒頭に出た『求人』は『求レ人』で『人を求める』なんて、レ点で返り読みする漢文ですし。
というわけで、全く読み方の異なる中国語を日本に取り入れたこの記法、本当に天才的な産物ですよね。
この本を読み終わったら、また違う感想を持つかもしれませんけれど。漢文、結構かっこいいじゃない。