アルフレッド・リードの誕生日

日本やアメリカで吹奏楽をやっている人なら、間接的にはかならずお世話になっているはずの偉大なる吹奏人、故アルフレッド・リード博士。実は今日1月25日は彼のお誕生日です。私自身もご多分に漏れず、彼の名作「春の猟犬」「アルメニアン・ダンス」は演奏したことがあります。華やかな「猟犬」に独特なリズム感の「アルメニアン」。でも、苦労したのも今となっては良い想い出です。
特に「アルメニアン・ダンス」は難しくも面白かった印象があります。アルメニア民謡に素材を取った作品ですが、舞曲的5拍子のところ*1などは苦労しました。12345って数えてたらコケるんですよね。もっと踊るように、んた/んたた//んたた/んた/、と考えた方が正解に近いみたいで。
そうそう、この間の「自由演奏会 in 本郷台」でも初見で「エル・カミーノ・レアル」を演奏して……やっぱり8分の5拍子に苦労しましたね。変拍子は難しい。初見では無謀でしたが、良い経験になりました。


このCDに楽譜(アルメニアン・ダンス・パート1のコンデンススコア)が付いて来るらしいです。

Alfred Reed's World of Wind Music

Alfred Reed's World of Wind Music

どこかでまた演奏できたらいいと思っています。今なら高校生の頃とは違ったやりごたえを感じそうですから。リード博士の指揮の下で演奏できた人は幸せ者ですね。イベントとかで日本の中高生でもそういうことがあったみたい*2ですけど。2005年に亡くなられてしまいましたから。でも、きっと沢山の吹奏楽ファンの手で彼の曲は受け継がれて、本当の意味でのクラシック(古典音楽)となっていくことと思います。


より詳しくはYAMAHAの「おんがく日めくり」にて。

このトップページを、ここしばらくの私のブラウザのスタートアップにしています。毎日変わるので、その日が意外な人の誕生日だったり、知らない音楽家の業績を端的にでも知ることができて面白いですよ。クラシックだけではなく意外にジャズネタも多いです。

付記:ネットで聴けるアルフレッド・リード作品

YAMAHAプレイヤーズ王国で、アルフレッド・リード作品を幾つか見つけました。【要:MidRadio Player:無料】
色々な楽器が大活躍する面白さ・華やかさ、また民族音楽系に題材を取っての曲などもあり、演奏している方も聴いている方もワクワクする名作が多いと思います。midiなどの打ち込みの音源ですが、生演奏ではなくても原曲の良さは伝わると思うので、良かったら幾つか聴いてみて下さいね。

*1:パート1のHoy, Nazan Eemの冒頭、有名なA.Saxのソロ。

*2:博士の最期のステージが「ミュージック・キャンプ in 多摩2005」っていう、中高生などを含めた一般公募による200名規模の合同バンドのタクトだそうです。プロの楽団だけではなくアマチュアの指揮にあれだけご尽力されて多くの名作を遺したって、誰でもできることじゃないと思います。