国立国会図書館 デジタルアーカイブポータル「PORTA」

国会図書館が、古今東西デジタルアーカイブ国際子ども図書館の「児童書デジタルライブラリー」「児童書総合目録」や著作権切れの文芸作品を収録したネットアーカイブ青空文庫」も参加!)と協力し、さまざまな資料をネットから探せるサービスを始めたそうです。
しかも、ユーザー登録すればソーシャルブックマーク機能が使えるとのこと。自分が気に入ってブックマーク(お気に入り)に入れたページを、オンライン上で公開できるアレです。
→このあたりについては「国立国会図書館がソーシャルブックマークを始めると誰が予想しえたのか。 - 図書館退屈男」にて述べておられます。
そのほか、検索されたキーワードランキングや、アクセスランキング(多くアクセスされたコンテンツ情報ランキング)もやっているようで、暇な時、ぶらりと面白そうな(しかも、歴史のある)コンテンツを探すのも面白いかもしれません。「貴重書画像データベース」収録の絵巻物をフラフラ見ているだけでも飽きませんでした。
こういう、「フラフラ読み」も結構バカにできないんですよね。こういうのの蓄積から新しいアイデアを思いついたりするし……。ネットなら、原本の絵巻物を傷つけずに思う存分フラフラできます。


いくつかキーワード検索をしてみて、図書館という、資料的な裏づけがきちんとしている資料大全集をオンラインで横断検索できる面白さが少し分かりました。
インターネットの情報は信用性が低い、と散々言われて来ましたが(誰でも情報発信者になれる弱点)「PORTA」は本当に正しい情報を発信しているといえるので、かなり面白いシステムに発展できると思います。


でも……ちょっと検索動作が重いですね。開設当日だから、アクセスが集中しているのかも?
ユーザーインターフェイスがもう少しこなれたり、アクセスが空いてくれば、かなり使えそうです。