復活前夜祭と2000本安打

復活前夜祭のミサ訪問。クリスチャンの友人に誘われました。
いわゆるイースターっていうあれです。イエス様の復活をお祝いしたり、模様を描いたたまごを見つけたりする祝日。
日本ではそれほどはなじみが無いようですが……これをきっかけにした卵の安売りとか、クリスマスみたいには見かけないですし。


それはともかくとして、この機会に聖書朗読を拝聴していると、やっぱりモーセが海を二つに割って渡るシーンが、一番迫力満点ですね。
単に淡々と朗読されるだけなんですけど、文章やストーリー自体がもつ力というか。
いろいろと映画とかにもなっているシーンですが、これを映像化したいって気持ちは分かる気がします。


信者じゃないので、ミサはしずかなこの雰囲気を味わって、内省の時間を持つためのようなものですが。
復活祭というのが、イエス様のことのみならず、今を生きる私たちの罪や欠点を、新しい徳や長所として生まれ変わらせるためのイベントなのかもしれないなあ、……と思いました。


かの野球のイチロー選手が、清原選手の2000本安打を祝して、あの2000本の陰には3000本の失敗(5000打数で2000本ヒット)があるという指摘をしていたそうですが、3000本分の失敗が2000本のヒットに結実しているなら、それこそ生まれ変わりだよなあ、とか考えました。2000回打席に立って、2000本のヒットを打つことなんてできない。やはり失敗を怖がらないようにして5000本を振っているから、2000本ヒットした訳で。


失敗で自分を責めるのは、もう、本当にやめにしよう。