印刷物のページを面付けページ順に並べ替える方法

Excelなどの表計算ソフトで、面付けページ並べ替えの順番を図示する方法を考えました。
面付けページというのは、たとえば8ページ(A4サイズ)の印刷物があったときに、A3サイズに2ページ両面で印刷して、そのまま真ん中で綴じればページ順になるように、印刷物のページをうまく並べ替えるテクニックです。
インターネット上では様々なドキュメントやホワイトペーパーがあふれていますが、それらを印刷するときにうまく使うと、紙の節約になります。
以下は16ページ&横書(左側を綴じて右側を開く)の印刷物の場合について説明しますが、4ページや8ページ、64ページなどでも同様にすればできるはずです。

  1. 印刷物のページ数を4の倍数になるように調整します。
    • ページが足りないときは、メモ用の白紙ページを追加すれば良いでしょう。
  2. 表計算ソフトで、1〜16の数値を縦に書き連ねます。
  3. 左綴じなので、1ページの左側に最後の16ページ目が来ます。「16」を「1」の左にドラッグします。
  4. 裏側になるページは、2ページ目を左にずらして、その右側に15ページ目が来ます。
  5. これで1枚目の両面ページが図示できました。目印に罫線を引いてみましょう。
  6. 2枚目以降も同様に並べていきます。4枚分並べて完成です。

ちなみに、16ページ&縦書(右側を綴じて左側を開く)の場合について。
最初に16ページ目を1ページ目の右側にドラッグし、2ページ目を右にずらして左側に15ページ目、と並べていきます。以下は完成した表です。


このようにしてページを図示したら、実際にワープロソフトなどでページを手動で並べ替えていきます。そして、1ページに2ページ分印刷の両面印刷モードで印刷すれば、真ん中で折るだけで綴じられる面付け印刷物を作ることができます。ファイルをPDF化できる環境であれば、PDF編集ソフトを使うといいでしょう。
また、 「Adobe Reader 8」以上であれば、小冊子の印刷機能で、この並べ替え作業を自動でやって中綴じ冊子を作ることができるようです。
ということで、まあ……自動でできないような場合もあり得るので(環境が古いなど)覚え書きとして書いておきます。