中川氏問題

本文もはてなブックマークの反応も気になったので双方をリンク。

たしかに、ここ数年、政治家の政治生命というよりは、実生命が短い事件が結構おきてるので。


現実と小説をごっちゃにするわけじゃないけど。

この『千里眼』シリーズ(特に『ミドリの猿』)みたいに、内閣に心理学的ケア担当のスタッフが居たほうがいいのではないかと思った。小説のほうでは内閣官房付首席精神衛生官として臨床心理士・岬美由紀が活躍するんだけどね。面白い設定だった。


新聞の1面での扱いが、ヒラリー・クリントン女史*1の来日についてよりも、中川氏問題のほうが各紙はるかに大きいのは、それ自体が異常事態だと思った。昨日の朝の駅売店なんか見ていて思ったんだけど……。
アメリカの外相がその政権のしょっぱなに、明治神宮東京大学にまで足を運ばれるとは面白いし、こういう対話路線から見えてくるものもあるだろうに。
まさかとは思うけど、マスコミは煽り立てて『ある事態』まで追い込みたいのかな? それこそ問題だ。
政治を批判するのは報道の仕事ではあるけれど、報道を批判するのは国民の仕事かも?
中川氏がやってしまったことも、それに対する責任の取り方の流れも、報道の仕方も、国民的な反応も、非常に違和感というか、危機感というか、品のなさというか……あってはならない前代未聞のダークさがあって怖い。この国はこの先、どうなってしまうのだろう?


とりあえず、都内の片隅で息をしてる身としては、七月の都議会議員選挙(告示日=7/3、選挙期日=7/12)は行こうと思ってる。衆議院議員選挙は9/10の任期満了日までのいつに実施するのだろう? ともあれ、個人的に、選挙に行かなければ、政治批判をしちゃいけないような気がしてる。ブログの隅っこで気が向いたときに書いているだけだとしても。
国民投票による公選制(というか大統領制)のアメリカがうらやましい今日この頃。今のシステムでは、「首相」というものが「自分たちの選んだ代表者だ」感を感じられないからなあ。

*1:敬語。女性の政治家、学者などに対する古来からの尊称です。知らないヒトも多いみたい?