『レッドクリフ Part II』を観てきました

ゴールデンウィークには映画も楽しい。というわけで、久しぶりに映画館へGO!!
恥ずかしながら、『三国志』を読んだことがないのに三国志ものを見に行ってしまったわけですが、史実状況・人物関係については冒頭で非常にわかりやすく説明してくれています。というか、あのレベルの教材だったら、歴史を嫌いな人が減りそう……。


それにしても……たまたま見に行っただけだったのに、非常にいい映画を見て来てしまったなあ。
人間が生きていて、大河があって大地があって。この時代の戦いは人間同士の勝負だった。そして、知略策謀入り乱れる中にも人間くささがあった。
特に、矢を調達するエピソードは印象的でした。たしかに矢であればああいう調達法もあり! リサイクルですね。
疫病の描写は、このご時世にヒトごとではなく。ああ、あのインフルエンザ、早く流行が収まってくれないかなあ……。


迫力の戦闘シーン。でも、単に迫力があるだけではなく、ヒトの情の描写が随所にあって。普通の兵士は故郷の家族を食べさせるために戦闘に参加している。ただそれだけなのに。
21世紀に生きるなら、こんなことを繰り返しちゃいけない。


俳優さんの演技がどうだとかSFXがどうだとか音響だとかそういうことは書けませんが、最終的に残った気持ちは、戦争には勝者がいない。勝者がいるとしたら、戦争を回避した者ではないか、という思いを強くしました。