うちには、ホルストの『惑星』のCDが3種類ある。
オリジナル版……なだけではない、管弦楽版『惑星』
- アーティスト: ラトル(サイモン),ベルリン放送合唱団,ホルスト,サーリアホ,ピンチャー,ターネイジ,ディーン,マシューズ,グリトン(ロビン),グリットン(ロビン),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2006/08/23
- メディア: CD
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吹奏楽版『惑星』
- アーティスト: エリック・バンクス,ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
- 発売日: 2008/04/23
- メディア: CD
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冨田勲シンセサイザー盤『惑星』
- アーティスト: 冨田勲
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2007/10/24
- メディア: CD
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実は2012年8月に発表のあった、冨田勲先生による初音ミクを使った新曲披露コンサートに行けることになったので、その予習としてシンセ版『惑星』を引っ張りだしてきた次第。聴いているうちにオケ盤と吹奏楽盤も聴きたくなり、すっかりヘビーローテーションである。
11月23日(金・祝)のオペラシティで何が起こることやら。
惑星を聴くなら外せない漫画『地球へ……』(竹宮恵子)
- 作者: 竹宮惠子
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2007/04/06
- メディア: コミック
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- 作者: 竹宮惠子
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2007/04/06
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- 作者: 竹宮惠子
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2007/04/06
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個人的にも、人間はいつか地球を超えて星へ行くと思う。そのためのネルフです……じゃなかった(笑)、そのためのJAXAです。あとNASAですよ。そういう宇宙開発機関や民間企業などが研究開発をしているし、はやぶさみたいな成功例、IISなどもあるわけで。可能性が少しずつ広がってきている。でも、宇宙に行ったあと、この星はどうするの? そういうことも出てくるし、『地球へ……』のラストみたいな恣意的な仕込みがなくても、人は旅に出たらいつか故郷に帰りたくなる。だからきっと地球に帰りたくなる。青い美しいこの星に。赤い星ではなく、青いこの星に。
原発問題を引っ張りだすまでもなく、漫画内にもあるように『この星を窒息させているのは人間の活動』……と、同時に、責任を取れるのもまた人間であり。実際、地球環境保護&改善活動はいろいろおこなわれているのだけれど。童謡『ふるさと』にあるような里山の風景は失われつつあるのもまた現実だ。今を刹那的に享受するのは心苦しいけれど、未来はないのだろうか。あると信じていたいけれど。祈りたいけれど。人間はどこから来てどこへ行くのか。『惑星』を聴いていると、そういう普遍的な問いを誰かに投げたくなる。
誰も多分、答えを知らないのだとは思うのだけれどね……。
でも、出て行く時があったとしても、いつかきっと帰りたくなると思うんだ。ここに。真空の宇宙には基本的に死しかない。そこに生をもたらすのは奇跡的な話ではあるけれど、人間はいつかきっとそれを成すと思う。ただ、それが、足元の世界の死と引き換えであってはならないと強く願っている。