第九をピアノの連弾伴奏で楽しむ。

秋川キララホールで、『あきる野市民合唱団』+女声合唱団『コーロ・クォーレ』+『東海大学菅生高校合唱部』の3団体合同合唱コンサートがあったので聴いてきました。
年末らしく、ベートーベンの『第九』を、フランツ・リストによるピアノ連弾アレンジ*1で伴奏して歌うというもので、第1楽章から連弾の妙技を聴くことが出来ました。
あきる野市民や高校生、そして福祉施設の職員さんの合唱団が歌う第九。まさに市井の第九です。どうやら、この3団体は同じ先生のご指導を受けているという縁があるそうで。この先生もトークが面白かったです。第九だけに大工さんに扮した実行委員長さんの乱入といった演出も、会場の空気がほぐれてよかったですよ。
出演者が大学の先輩だった縁で聴くことが出来たのですが、今回、曲目に加えて合同コンサートということもあって、練習は大変だったようですね。
自分も吹奏楽で、ですが、高校時代にジョイントコンサートの経験はありますから、複数の団体で合わせる難しさ(スケジューリングなども含めて)は想像できる気がします。
けっしてうまくはないですけれど、暖かい熱演でした。秋川まで行った甲斐がありました。
ご出演の3団体の皆様の、末永い発展をお祈りします。

*1:かなり珍しいバージョンだそうです。