アプリケーションの意義を考える

事務関連であれば、大半のシゴトがブラウザひとつで済む時代になってきました。
イラストを描くとか、開発関連とかは、まだまだ専用ソフトが必要になっているでしょうが。

たとえば私は大学のPCサポートをしているわけですが、報告書等はすべてブラウザベース。
Webメールでも仕事ができます。


こういう時代に、Wordのようなワープロソフトの意義をふと考えてしまうわけです。
大学のレポートの書き方を学ぶのも大事ではあるのですが、正直な所、はてなダイアリーの機能程度のWebサービスで十分レポートは書けてしまう……。
しかも、オンラインなので、先生からの採点や突っ込みなどもいつでも読めます。
大学ではWordを使えるようになっておけというのは、既に10年前くらいから時代錯誤さを感じていました。


まあ、昔、Wordでやっていたことは、今はPowerPointに置き換わっているのかもしれません。
より高度に、発表をするというカタチに。
そしてさらに、人によってはそれがYoutubeなどのメディアサイトでの発表でということになっていそうです。
大学の現場でも、ビデオ編集の質問は年々増えていますしね。


Adobeさんがオンラインでインストールするサブスクリプション形式を取り始めたのも象徴的。
また、やりたいことによってはiPadだけで作品は余裕で作れてしまうので、だんだんパソコンのシゴトはスマートデバイスに移行していっていて。


そういう時代の流れに応じつつも、基礎基本の学力を育てるということ。
結局、小中学校が付いて行けていない……。
先生が忙し過ぎる。
身に付けてしまえれば、ラクなことも色々あるのですが。


ポイントを絞って必要な機能だけを徹底的に使いこなす。それこそスマートデバイスの意義で、アプリケーションを使うのではなくiPadを使うというということです。


タイピングを覚えれば食べて行けた時代から幾星霜、です。