JRで、エスカレーターでは手すりにつかまろう……というキャンペーンが始まっています

この日記の右側に、こんなバナーを置いています。
エスカレーターの上を歩くのはやめよう!!
2005年10月に書いた記事で、エスカレーター上を歩行するのはほんとうにやめた方が良いと思い、
http://d.hatena.ne.jp/Yuny/20051005/p1
にその辺りの問題について書きました。
私はもう、10年も前から、エスカレータ歩行はほんとうにやめて欲しいと感じていました。

実際、エスカレーターも管轄している業界団体『日本エレベータ−協会』も、エスカレーターの歩行はやめてくださいと呼びかけています。
http://www.n-elekyo.or.jp/instructions/escalator.html
また、JR東日本では、2015年7月21日(火)~8月31日(月)に『エスカレーター「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーン』を実施しているようです。
http://www.jreast.co.jp/press/2015/20150715.pdf
実際、新宿などを歩いていても、以前までは「エスカレーターでの駆け上がりはご注意ください」といった、あいまいな呼びかけが多かったのですが、最近では「おやめください」とはっきりアナウンスする場合が増えて来たように感じます。


新宿のある路線の非常に長いエスカレータで、駆け下りをしている人が良くいるのですが。みなさんの体重がいくらなのかは知りませんが、もしも転がり落ちたら、下の人には何十キログラムの落石と同じことになります。事故が起きてからでは遅いのです。
それに、あまりにもこの片側寄り(新宿では左側寄り)という『マナー(?)』が浸透しているせいなのか、身体の左側を怪我しているというのに、身体をひねって無理矢理に左に寄って右手で左の手すりを掴んでいる人も見た事があります。この場合、あきらかに右側に寄る方がラクですのに。
こども連れが前後に乗るのもおかしいです。親とこどもが横に並んで、それぞれに左右の手すりを掴むのが安全なのに。
片側をダッシュする数名のために、何十人の人が並ばされているのは非効率ですし。
片側に妙に重量がかかる事での、エスカレーターの機械的負担増はないのかも気になります。


……とはいえ、明日の新宿駅で、個人的にわざと右側に乗る勇気はありません。
舌打ちくらいで済むなら良いのですが、悪ければ殴られたり、少なくとも罵声を浴びせられたり、白眼視されたりするのが目に見えています。今の新宿駅は……特に夜間と朝のラッシュアワーは、ある意味、一触即発の戦闘領域と言っていい状態です。分からない方もいると思いますが……。
本気でこのマナーを何とかしたいのであれば、駅係員をきちんと増員し、物理的に誘導するなりしての目に見える改善が必要です。
個人の意識で何とかなるような事ではないんです。

日本一の利用者がいるという、新宿駅が変われば!
きっと随分ラクになるだろうなあ……。