1日1章『新・鬼ヶ島』(第2章)

さて。
1章で謎の生まれ方をした子どもたち2人。女の子の「ひかり」も男の子の「どんべ」もすくすくと育ちました。
2章では、お爺さん・おばあさんと一緒に2人の世話をしてくれた、鶴の化身のおつうさんから反物を譲り受け、隣の村まではじめてのお使いに行くことに。
お使いそのものは、ちょっとしたハプニングがありつつも無事に完了。ただ、反物と交換したかった品物は昼間は在庫がなかった。ざんねん。
しかし、その店……隣村の『いったいさん』が夜に届けに来てくれました。都で龍が出て人を鬼に変えているとの噂話をしていきます。
一応、寝床に入ったものの、龍や鬼が怖くて、胸騒ぎもして眠れず困った2人。囲炉裏端でお爺さんがしまい忘れた道具箱から竹とお碗を発見。2人はここから生まれたわけですが。
そこへやってきた金太郎さん。山に行けば出生の秘密が分かるよ、と、教えてくれました。
山で発見したお化け鍋(プレイヤーとしてはUFOにしか見えない)から、2つの品物を発見。どんべには腕輪、ひかりには首飾りが勝手に吸い付きました。
変なものを見つけたのを伝えるべく、家に帰ってみると、お爺さんとおばあさんが鬼に捕まり、銅鐸で魂を吸い取られてしまいました。
鬼と闘おうとした2人を、今は無理だと金太郎さんが引き留めます。屏風岩に鬼の砦があるとのことで、そこから奪還することに……。
2章はここまで。もしも金太郎さんが 2人を外に行くように言ってなかったら、鬼に奇襲されてこの時点でお話が終わってしまいましたし。山に行ってみたらUFOが光った。UFOを隠していた滝が光ったら水を止めてくれと河童さんに指示をしていたのはいったい誰?
伏線を大量には張りつつ、このゲームはいろんな昔話を混ぜ込んでおります。この日記はあらすじメモなのでかなり省いてますが、ここまででも、笠地蔵、雪女、おむすびコロリン、かっぱ伝説、竹取物語、桃太郎、金太郎、鶴の恩返し、天狗伝説……くらいはあるかな。まだ2章ですよ。あと誰か見逃してるかな?
で、ここまででも話の濃さに驚くんですが、思い返すとこの時代のデータ容量って今から見れば大したことなくて。
Wikipediaで調べたんですが。

ディスクカードの容量は両面で896キロビット(112キロバイト)で、登場した時期のロムカセットに比較して約3倍の容量を持っていた。

新・鬼ヶ島』はディスク2枚組なので、単純計算でも224KB。1MBの4分の1。今のiPhoneの写真1枚にもならない。しかもデータ保存機能もあるわけで。
たしかこのゲームの話、ここからが結構長かった記憶があるんですよねぇ。たしか全9章。桃太郎のように、イヌ・サル・キジも出てきましたから最大5人パーティ。
まあ、ドラクエのようなステータス制ではなく、あくまでもテキストアドベンチャーなので為せた技。でも思い出は0.25MB以上のものがあるんですよね。まあ、まさかウン十年後に真面目に日記つけて解く気になるとは当時思いませんでしたけども。
ともあれ、あのやさしいお爺さん、おばあさんを助けねば。
子どもたちの勇気と冒険の物語が始まります。こっから長いぞー!