紫堂恭子先生の新作が辺境警備のほぼ本編だった件?

ただの平民が女帝にならざるを得なくなる話、というのは色々ありますが……それを辺境警備と同じ世界で展開するとこうなりますのですね。
さすがの世界観の太さ。
馴染みの世界を外から見れば新しい展開が起きてくる。
この伝統感は、やっぱりレジェンドな名作の続編ならではです。
初巻はその「あの辺境の外の世界」の部分をやりましたが、誰が味方か分からない緊張をはらみつつも、いよいよあのルウムとも話がつながってきました。
そして、ガチに仕事中のあの人とかをじっくりと拝めるっ。
考えてみたら、ちゃんと軍人しているところってあんまりみたことなかったなぁ、「彼」について。
とんでもない役で出てきましたが、登場のコマはマジマジと見つめてしまいました。
仕事中はイケオジなんだなー。これならあの神殿職員のお方には叱り飛ばされなくて済むのではないかなー。でも、いつもこうしてるわけにはいかないのかー。
ちょいとあのツンデレ呪術師様も顔をお出しになられましたしね。
微妙にネタバレを避けつつ書くとこんな感じになってしまいましたが。
読み終えた今、もうすでに次巻が読みたいという!
やっぱり骨太なファンタジーは面白い。外伝とか言ってますが今までの世界の外側の話って意味での外伝で、話の厚みはほぼ本編なんじゃないかと思いますね。
最高の作品を読めている実感。次も本当に楽しみです。