オールドマックだからできること……。

昨日(id:Yuny:20050506)の続き。
どうしてもiDVDのエラーが回避できないため、Toast 6を導入することにしました。まあ、Appleの保証動作環境外のことをいろいろとしているので、多少のコストはやむを得ないし、DVDドライブの長所を最大限に生かせるソフトだし。
でも、いろいろ考えていると、New iMac G5(今週土曜日発売予定)とか、Mac OS X 10.4 Tigerとか。このごろ新製品ラッシュなので、新しいマシンが欲しくなってしまいます。
Mac OS 9単独起動ができるマシンをどうしても手放せないのがなあ。Classic環境ではできないことがある……。


以前やったPCセットアップではWindows MEと2000のデュアルブートにしたんですよね。MEじゃないと使えないソフトがいくつかあるとかで。(HDDをFAT32で両方フォーマットしておかないと実現できないことに気がつくまで4時間かかったけど)メインOSは当然2000です。2000の後継、XPでもできないことがあるから。
Mac OS 9とXをパーティションを切り分けてデュアルブートにしておくのは、それと同じようなもの。
うちにはもう一台マックがあって、現役で動いているのですが。それがPerforma 5440です。テレビが見られてSCSI MOドライブが使えて、旧OSでもっとも安定性が高い(と個人的には評価していますが)Mac OS 8.1が使える。付属ソフトもものすごく色々付いてきていて面白かった。
たとえば、OpenDocとかを今遊んでみたいとか、HyperCardのインターフェースを学びたいとか。こういう温故知新をやりたいときには古いマックじゃないとやっぱりやりにくい。Classic(Mac OS Xに内蔵されたMac OS 9のエミュレーターのようなもの)ではやりにくい部分があります。漢字TalkMac OS 7)の頃はMac OS Xなんて想定外だったわけで、そのときと同じようには動かない。
それから、漢字Talk時代にたくさん作られたシェアウェアのゲーム。どういうわけか今よりも種類が豊富で面白いものが多かった気がします。当時のソフトハウスさんは、今は活動休止しているところが多いのが大変残念です。


このiMac G3 500は、ある程度新しいことも、温故知新もバランスよくできる、理想的なマックだと思っていたのですが、やはりそろそろ限界というか……。iDVDは新しすぎたみたいですね。Toast使えば焼けるけれど。買い換えするか、もっと使い倒すか、かなり悩んでいます。DTP環境はMac OS 9じゃないとだめ、というところもあって。あと、所持している古いソフトをどうするかとか。個人利用だと1台のマックに多大な期待と負担をかけてしまうのがいけないのでしょうけれど、これってデジタルハブとでもいうのかなあ。(ちょっと違うかも?)
CPUが68系からPowerPCに切り替わったとき、というのを体験的には知らないのですが、G4からG5に切り替わりつつある現在、同じようなことが起きているのかもしれません。日用製品的にはVHSからDVDへ、とかMDからiPodへ、とか、今いろいろな切り替えが起こっている。その一方でレコードの良さが見直されたり。


「なつゲー」っていって、昔のシンプルなテレビゲームを今の環境で遊ぶことが密かなブームです。コンビニでスーパーマリオ1の食玩が買えたり、ちょっと前ならゲームそのものを食玩にしたものも売っていましたね。今見ているドラマは「アタックNo.1」ですが、これって1970年代を代表するスポ根漫画でしたし、コンビニには昔の漫画のコミックスが並んでいたりしている。
で、今スーパーマリオを遊ぶと、やっぱりそれなりに面白かったりする。もともと3Dでは悪酔いしやすい体質なこともあって、iMac付属の3DゲームやPlayStationゲームは抵抗があったので、なおさら面白いのかもしれませんが。
昔はゲームがゲームだけで完結していたけれど、3Dになることにより、現実的な質感を得ることもできるようになった。しかし、やはりそれは嘘の世界なんですよね。
嘘の世界は嘘であることを大前提に、嘘として成り立っているからスーパーマリオ1は面白かった。


現実にきわめて近い3Dゲームは近すぎる嘘で気持ち悪くなる。
前に、とある講義で伺ったことなのですが、ここに猫がいるとして。
現実の猫の写真はかわいい。
嘘の猫であるキティちゃんのイラストもかわいい。
しかし、写真の猫とキティちゃんの境界線上にある画像はあるところで気持ち悪くなる。
心理学的にはそういう境界があるらしいです。試しに猫とキティちゃんのモーフィングをやってみたいものですが。


で、マックの話からかなりそれてしまいましたが。Mac OS XMac OS 9の世界に対するけじめというか、ジョブズCEOの男の責任(?)としてClassic環境が用意されていることは大変ありがたいのですが。
やっぱりこれではできないことがい〜っぱいある。境界線上の環境はどちらにしても不完全。やっぱり昔の環境でも遊べるようにしておきたいと思います。


とりあえず現在の環境です。

  1. iMac G3 500
  2. RAM 768MB
  3. Mac OS X 10.3.9(パーティション:約17GB)
  4. Mac OS 9.2.2(パーティション:2GB強)
  5. 内蔵ドライブ CD-RW
  6. 外付けドライブ DVD+-RW
  7. 外付けハードディスク 60GB

データは外付けドライブにすべておいて、いつでもOSをリストアできるようにしておくことは重要ですね。