オフラインで知るオンラインの歴史

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書

昨日、偶然、手に取ってしまいました。本当は他の本*1を探しにきたのですが、のこり2冊しか無かったこと(しかも1冊はかなり傷だらけだった)にほだされて、「お前、うち来るかい?」みたいなノリでした。(ペットじゃないんですが)

エライ量の記述に圧倒されながら今読んでいます。読んでも読んでも終わらない。この本のフォトリーディングはハッキリ言って無理です。なんかフォトリーするのはもったいなすぎる。ライブ感がどこかに流れてしまうので。

この本、どうやって執筆したのやら。ネットの歴史を微に入り細にわたり徹底的に記録しまくり。しかも企業サイドの動きよりも、むしろ個人サイドのことを中心に徹底して。企業に比べて記録が少ないはずの個人サイトをよくもここまでまとめたものです。
インターネットっていう『モニタの向こうの世界』のルポルタージュといった趣。

1997年4月頃からパソ通とインターネットを使い始めたので、昔の項目にはちょこちょこ知っていることもあったりしましたが、ほとんどは知らないことばかりですね。まあ当時は姉のサイトと、新聞系統のパブリックニュース系、あと漫画家系CG系をちょっと見ていたくらいだったので、あまりネットにハマっていたということはなく。(当時のブックマークは保存していませんし)
偉業です。

ダイアルアップモデムの「ピー・ポ〜ポ〜・ガシャ〜ンガシャンガシャ・ジャ〜」というあの音を覚えている方には、多分ナミダモノのサイトさんがいっぱい出てきますよ。私なんぞよりもきっとなつかしかろう、と思いますね。

たまには56kとか28.8kの世界を思い出すのもいいな。スラッシュタームとか。ニフマネ*2とかとか。

オンラインを離れて、昔のオンラインを眺めてみるのも、時にはオツなことです。

*1:たしか、「ウェブログの心理学」っていう本です。新宿ヨドバシマルチメディア館にありませんでした。

*2:姉のアカウントでたまに某会議室に一緒に参加してました。あのときの先輩方は元気かな?