クリスマスコンサート


母校の大学のクリスマスコンサートに行ってきました。写真はこの時期、校門の近くにライトアップされるキリスト生誕の様子をオブジェにした飾り付けです。柔らかい光を放っていてきれいなんですよ。


さて、後輩たちが色んな楽譜と格闘(?)してる様を応援してくるのは、なかなか愉しい物ですね。今年もここまでこぎ着けるのが大変だったんだろうなあと、何年も前に4回もコレを経験した身からは想像できます。
それから、今回客席から拝見していて気が付いたこと。それはウチの学校では毎年恒例で、音楽を勉強中の1年生全員が、グレゴリオ聖歌ア・カペラ合唱を披露するのですが。指揮のI先生は本学名物のおばあちゃま。でも、指揮をなさる時は本当に暖かみのある底力みたいなものでじっくり支えて引っ張って下さる。その手つきの柔らかさ、モノ(この場合は声)を引っ張り出す……柔らかそうに見えて実はパワフル、っていうところ、初めて見えてきました。在学中に歌った時はやたら気持ちのいい指揮だなあとしか思えなかったんですが、そっかそっかそういうことか! と何となく腑に落ちた気がします。繊細に引っ張り上げるっていう、一見矛盾したことを何気なくやっておられるのって、本当に職人芸と言うか、匠というか、何というか。
在学中に気が付いてればなあ……。