現代的な掃除の気持ち

ある友人が部屋の掃除で何やら悩んでいるらしい。


捨てると思わず、リサイクルと思う。
捨てると思わず、新しいモノの設置場所確保だと取りあえず思う。
捨てるのではなく、新しい空間をゲットすると思う。


つまり、捨てる行為は「失う」ではなく「得る」だと考える。
こうするとどんどん捨てられるかと思うのです。


2006年の夏にやったウチの掃除では、CD-R、VHSやカセットなどのメディア関係の廃棄、古着や書籍、雑誌類のリサイクルが一番大変でした。
でも、おかげでMacとWindows2台のデスクトップを並べて作業できて快適です。人間工学的に机の高さを計算してあるんだよ、ウチ。もともとあった台に木の板をつないで机を組み立てたから。環境だけならマジでSOHOできそう……。
そろそろ、アレ以来2回目の大掃除の時期かもしれません。またモノが溜まりつつあるし……。


掃除には気合いなんて入れなくてもいいんで、1週間のゴミ収集種類のスケジュールを頭に入れつつ、好きなBGMでもかけて夜の30分くらいを掃除に当てるのもいいかと思う。で、掃除と言っても、おおざっぱにモノを捨てていくだけ。ゴミ袋に入れてくだけ。掃除機や磨いたり拭いたりするのは、日曜日とかにまわす。
リサイクルの日とか、燃える・燃えないゴミの日とか、地域によって色々だけれど、スケジュールに合わせて捨ててけば、30分×5〜6日で結構きれいになるはずです。


で、家族で住んでいる場合なら、そのエリアの担当者自身の手でやる。
例えば、自分の部屋なら自分でやること(当然)。
キッチンや風呂場、リビングは誰の責任かとかね。基本的にこういったパブリックスペースは家族の責任だという意識を共有しないと(現代の生活では主婦だけの責任っていうのは重すぎると思う)。いい機会なんで、意外に男親にやらせてもいいかもしれないし。
で、一人だけやってると孤立する(実はウチはこの状態だったり)から、家族で参加してもらうようにうまく誘導する(掃除そのものよりも、意外にこういったコンセンサスの取り付けが難しいかもしれない)。


どこかのエリアがきれいになり始めたら、その担当者を家族でほめる。そうすると、他の人も結構頑張ったりする……と思う。多分。
結局、きれいな部屋での生活を知らないから掃除したくないんだと思うんだよな。


私の場合、大学4年のときに実習のためにある地方でウィークリーマンションでモノのない一人暮らしを2週間経験して、以来、あの生活がずっと目標だった。ただ、モノの捨てる基準とか、捨て方が分かってなかったんだよね。


たとえば、押し入れとかはどれくらい空き領域があると快適か、とか。3割空いてて7割使ってるくらいが見通しが利いて快適らしい、とある本*1で知ってからは楽になった。3割を捨てればいいんだって。


あとは、モノを家に持って帰らないこととか(スーパーのゴミ袋はある程度掃除できたら無用になると思う)。
余計なモノを買わないとか。


寒いけど、掃除は1年を通して大切だと思います。
某友人くん、お互いによい生活を手に入れましょう!

*1:捨てる!スッキリ生活』のこと。