第22回東京ヴォーカルアンサンブルコンテスト(TVEC)を観る

声楽が得意な某先輩に連れられて、北とぴあで合唱のアンサンブルコンテストを聴いてきました。東京都合唱連盟のサイトによれば「通称TVEC(トヴェック)毎年2月に開催される少人数の合唱のためのコンテスト」とのことです。
たしかに少人数で、今日聴いた『一般女声合唱部門』は最大でも20人まで。
それにしても今日午前中にやっていたのだそうな『おかあさん部門』って何だか名前がいいですねえ。吹奏楽にはないなあ……。『おかあさん部門』があるなら、是非とも『オヤジ部門』(なぜかカタカナ)も作るべきでは? 一応、『一般男声合唱部門』っていうのは在るみたいですけど。


さて、今日は午後の一部だけを聴いてきたわけですが(同級生が出るので)なかなか面白かったです。
合唱って普段聴かないけれど、味わい深い物ですねえ。歌詞が面白かったり、中高生の初々しい声を聴いたり、コンクールの常連っぽいような貫禄ある演奏があったり。
洋楽のア・カペラを7名で披露して下さった団体*1があり*2、アレンジの良さもあって「まるでミュージカルの一場面をみている」ような演奏でした。もうひと伸び高い声が出れば良かったのですが。でも、サウンドオブミュージックは中学吹奏楽でやった事があったので、その時の事を懐かしく思い出しました。こういうのも面白い物です。
また、韓国の方々があでやかなるチマ・チョゴリを着て朝鮮民謡を披露して下さったり。そうそう、吹奏楽のアンサンブルコンテストでもややその傾向は在りますが、合唱の場合、いろいろな衣装が在る物だなあと感心しきりでした。
それから、人間の声の美しさと可能性も。
ハーモニーの面で難が在る団体も多かったですが、声っていいですね。うん。


アンサンブルコンテストは吹奏楽にも在ります。少人数(確か3人から8人までとか規定があったと思いますが)で様々な楽器編成。私自身は大会に出る前の部内選考で毎年落選していましたが*3、少人数だからこそ愉しい、というのはきっと共通する物が在ると思います。一人一人がしっかりしていないとね。


さて。お目当てだった友人の団体は、素晴らしい声量とハーモニー、そして器楽的な音創りが特徴的な合唱を聴かせてくれました。音楽活動をこうしてきっちり続けている事がうれしかったです。末永く合唱を楽しんでいけるといいと思いました。

*1:Septet Loveというグループでした。

*2:曲は「Over The Rainbow」=オズの魔法使いの「虹の彼方に」と「Climb Ev'ry Mountain」=サウンドオブミュージックの「全ての山に登ろう」

*3:中学生の金管アンサンブルできれいに聴かせるのは大変なんです。打楽器や木管アンサンブルの方が作りやすい気がします。