「チームリーダーの教科書」

チームリーダーの教科書―図解 フジマキ流 アツイチームをつくる

チームリーダーの教科書―図解 フジマキ流 アツイチームをつくる

最近、管理しているサイトを活性化させるためにはどうしたらいいか? ということで、色々と本を読んでみている。
シゴトの関係もあって、まずはWeb作成やCSS関連の本も読んでみたけれど、イマイチ……なんというか、ノリが悪い。
(本は面白いんだけれど……自分がノレない)


そこで、根本から見直してみることに。
ワークフローのあり方そのものを、再度問い直すことにした。一人でやっているサイトではない(Webディレクター的な立場)のであるので……。


自分なりのビジョンを持つこと、話の持って行き方と、そしてコミュニケーションすることに労を惜しまないことが本当に大事なのだということが、この本を通じて改めて分かったことである。


本書は全般的にイラストが多く、表紙だけではなくて全般的に緑色を基調とした紙面デザインを使っていて、眼に優しくリラックスして読める。それでいてメッセージは暖かく、力強い。良く、物事を成功させるためには、「頭はクールに、心は熱く」と言われるが、そういうことを思い出した。


何か、やりたいことがあって、それが個人レベルを超えて共同作業になる人は、本書を読んでみるといいだろう。


某ドーナッツ屋さんでお代わり自由の珈琲を4杯も飲みながら、一気に2時間くらいで読み通してしまったが、それくらいするっと入って来る(そして中身が濃い)本だった。読みながら、自分の中にビジョンが生まれてくるのが不思議だった。
著者はもちろん私のサイトのことなどに言及しているわけではないが、自分のなかで咀嚼して行くうちに、自然と問題点が分かってくるのである。
本書を読み通したことをきっかけに、サイトの方で企画を温め始めている。
社会人だけではなく、共同作業で研究するような学生にも強く勧めたいと思う。ケースは多少異なるが、チームで何かをするというのは同じだから。
私自身、リーダーとしてのモチベーションを取り戻したい時に、再読することになりそうだ。