できることを外注し、人間デバイスよりも人間性を信じること

<この発想はなかったぞ>


ある打ち合わせで、技術的にできることでも、精神的に、あるいは労力的に、または時間的に無理なら。
お金を出して外注するのもありだよって教えてもらいました。


</この発想はなかったぞ>


わたしはだいたい、自分でできることは自分でやってしまうタイプ。
そのせいでいろいろと抱え込みがち。


でも、ある部分、人様にお任せして、自分はもっと大枠に注力するのもありなんだなあって。


考えてみれば、ホームパーティなんかで料理がたくさん必要になった時、それがサンドイッチとかチキンとかサラダ程度の、比較的楽な料理でも、外注することってありますよね。
自分にそれが作れるとしても、たとえば大量だったら……ハイテクニックな料理で作ることができない状況と同じ訳で。


あと、パソコンとかも。Macじゃなければ自分で組み立てた方がいいっていう方だけど。
メーカー品を買うことの意義も最近、他の人の話を聞いていて分かってきたり。


洗濯にしても、大きな物は技術的には自宅でできるとしても、洗濯屋さんにお願いしてやってもらうこともあります。その方がきれいにできるし。


なんでコンピューター関係は自分だけができると思い込もうとしていたんだろうな。コドモだなあ>自分。


そのかわり、話し合いの機会は多く持てるように努力しようと思いました。
時間を作っておくこと。これは仕事に慣れてきた今なら、それほど難しいことではなかったりします。
体力を保っておくこと。寒いから気をつけなくては! あと、運動もしよう。できるだけ歩くとか。
精神力を養っておくこと。意外に直結しているのが、部屋のきれいさ。自分の部屋がある程度きれいなら、寝れば精神的な苦痛は結構治るし、掃除もできないほど追いつめられてるなら、他の予定をキャンセルしてでも掃除に当てるべしだ、と気が付いたのはここ数週間のこと。あと、入浴は朝ではなく夜の方が絶対に良い。正直、この二つを徹底的に守り通すだけかもしれない。
情報について。他の人が分からないかもしれないことでも、できるだけ噛み砕いてどんどんメーリングリストに流すと良いと思った。一人で情報を抱え込まないこと。たとえ、明日、事故で死んだとしても、プロジェクトは引き継げるように!
スキルアップ。これは努力あるのみ。それも、努力を楽しめる自分を保っておけば、何とかなるかも。
客観性。人と会うことを怖がるな! 対人スキルは人に会うことでしか磨けない。最近、とんでもなく痛い目に2件立て続けにあったけど……引きこもり生活のツケと思えば納得もいくし。
場所の確保。使いたい場所は一度前もって行ってみよう。
予定の見通し。無理をしないようにしよう!


これくらいかなあ。
所詮、自分も人間だし、間違いもする。
システム管理者とかって、ある意味で人間というデバイスを信じないことが、ワークフローの基本だったりするけれど。
人間はミスをするから、ミスをすることを織り込み済みなのが良いコンピューターシステムだ。
でも、それは、情報処理装置やオペレーターとしての「人間デバイス」の未完成さについてであって、人間の暖かみやぬくもりそのものを否定するようなことじゃない。
自分は孤独ではない。


勝手に思い込んだ孤独感から一人で板挟みになって苦しみながら早い仕事をするよりも、時間はかかっても話し合って共有する道を選ぼう。
私はまだまだ、人間を知らない。たとえ本一冊分が頭の中に叩き込まれていても、その技術を有効活用するすべは、他人から学ぶのが最も良いんだ。


それにしても、日中の仕事自体は楽しいのですが、週6日8時間(通勤入れたら10時間とか、あと、土曜半ドン)を仕事に割く生活って、それだけで結構大変なんですね。12月に入って去年を思い出して、しみじみしています。
1年間無職だったし、今の方が交流する人間の数が増えている分、その辺の慣れができるまでが本当に大変だった!
ある意味では就職仕立ての社会人1年生とおんなじ気持ちを再び味わっていますよ。
毎日がそれなりに新鮮だから、他の人よりもお得な人生を送っているのかもしれないな。大学生相手の仕事だから、職場の空気は若々しいしね。


職場でも吹奏楽トロンボニストな気持ちでいたいなあ。目立つべきときは主旋律もやるけれど、伴奏などの縁の下の力持ちも楽しい。
それは、さきに書いたあるプロジェクトの中でも同じです。


みんながんばれ! じぶんがんばれ! (From FC版ドラクエ4)