- J-CASTニュース : 電車の中で「痴漢です」! 叫ばれたらどうしたらいいのか弁護士・井上薫さんに聞く
それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2007/08/10
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満員電車というシチュエーションに毎朝のように遭遇している方は分かると思うのですが。あの空間は非人間的なものです。あんな風に詰め込まれたら、人間自身がおかしくなって、いろいろな問題や犯罪が起こってしまっても仕方がない気がするんです。
普段温厚なヒトが他人とけんかをしたり、モノを盗んだり性犯罪を犯したり、とばっちりで犯罪者扱いされた無実のヒトがいたり。階段やエスカレーターで転落事故が起きたり、電車のドアにはさまれて怪我をしたり……。
それはすべて、満員電車という状況が悪い。
だから、痴漢冤罪や車内でのスリ事件の解決策は、ただひとつ。
法的に満員電車という状況が起こらないようにすればいい。
道路だって、事故が起こらないようにするために道路交通法があって、速度規制とかがされているじゃないですか。同じことです。
たとえば、1日1時間以上、乗車率200%以上での運行を5日連続した鉄道事業者は罰金とか。JRも私鉄も関係なし。そして、その罰金で集まったお金を積み立てて、国道や県道に安全な自転車道を作り、自転車通勤を一般化する。また、オフピーク通勤(時差通勤)のための勤務時間調整をおこなった企業、社員の自転車通勤奨励や社内に自転車駐輪場開設をした企業には補助金を出したり、お金じゃなくても社会的な表彰をする。
こういったことの報酬はお金である必要はないのです。何らかの社会的名誉を与えれば、企業には何よりのイメージアップになると思うのです。メタボ対策を進めたい企業にとっては一石二鳥の話にもなりますしね。
無理でしょうか?
なぜ、みんながいっせいに同じ時間から働く必要があるのでしょうか?
あんな非人間的な空間に身を投じてまで同じ時間に出社する必要がどこにあるんでしょうか?
今までの慣習でよくない状況が生まれてきたのなら、新しい慣習を作ればいいだけの話では?
できない話じゃないのでは……?