ただより高いものは、ない!

大きめのiPhoneを使うようになってから、漫画のほとんどは電子書籍で読んでいる。
で、例の漫画村とかの海賊版サイトのことは、正直、迷惑でしょうがなかった。
そういえば随分と前のことだけど、満員電車の中でたまたま目に入ってしまったある人のスマホの画面が漫画村で、ゲンナリさせられたこともあった。見た目、可愛らしくて若い女性だったからなおさら。オシャレさんなら漫画サイトもシャンとしたところを使おうよ。
迷惑、って感じた理由は、電子書籍を普通にちゃんとお金を払って読んでるのに、電車内で読んでいる人は全員漫画村ユーザーみたいに思われていたらイヤだったのと。
あともちろん、漫画家さんが次の作品を描けなくなっちゃうかもしれなかったから。
電子書籍は他人との貸し借りができないのが難点で、漫画の楽しさの一つに、コミュニケーションツールというのがあるとは思う。最近読んで面白かった作品を友だちに勧める的な、紙でなら合法的にできるところは、なんらかの方法で改善の余地はある。友達に漫画を勧めるのも、子どもの頃の大事な思い出だし漫画文化の側面だと思う。電子書籍ではアカウント共有は規約違反だろうから、今は端末ごと貸すくらいしか思いつかない。この辺はちょっと敷居が高いだろう。
漫画村とかはもしかしたらクラスメイトに面白い作品を勧めやすいところはあったのかもしれない。ただで読めるからね。その『ただ』は、漫画の将来を殺す毒性の高い『ただ』だったわけだけどね。
もしかして、そういうところから漫画村とかは広まってしまったのかもしれない。
それはさておき、どの電子書籍サイトならちゃんと著作権者にお金が廻って合法なのかの認可マークというのがこの11月30日にできたそうだ。
ABJマークというのだそう。
https://news.nifty.com/article/entame/anime/12173-141398/
https://aebs.or.jp/ABJ_mark.html
いつもお世話になっているサイトさんはしっかりとこのマークを付けていて安心した。別に、あのサイトを信頼してなかったとかはないけど。
こういう話、中学校や高校の情報科目でやらないのかな。海賊版はダメゼッタイって、教育するしかないと思ってる。ある種、ドロボーだし、漫画家さんだけでなく読者本人のためにもならないんだけどな。