ヱヴァ・破る@映画の日

ヒトの意思を持たないモノには、ヒトを助け出すことができなかった。
ヒトだからこそ、100%無理*1な状況で、助け出せた。
なにも、第三新東京市のような架空の未来世界の話に限ったことじゃない。あんな無茶苦茶なクライシスに限った話じゃない。
自分自身を含め、人間だから、生きているから、だからできることなんだ、と。


破きさったもの、この映画で捨てられたものが、確かにある。信じるとか感じるとか認めるとかじゃない。そんなあいまいなものじゃない。
事実として、【ある】。ヒトだからできること。できるというよりは呼吸同然の生存意思表明としてやることが、この弱い自分にも【ある】。

命令に従うだけのモノにはできない。
自分の意思だからできること。



次回作・急ではなく……“キュウ”と読むタイトルの作品も、楽しみにしています。

*1:あの状況での成功率をもしもMAGIにかけたらそんな答えが返ってきそうな気がする。機械的には無理だけれど、という意味で。