冷静に。

新型コロナウィルス。予防方法はインフルエンザ同様で良いって分かってきた。つまりはマスク、手洗い、洗顔、うがい。衛生面と栄養面、運動、休養面など。
しかし。
罹患したらどうしたらいいか。入院になった場合など、色々調べていた。
インフルエンザよりも、症状も静養方法も、社会的にやらなくてはいけないことも厄介だなぁと。
時々聞く、医療者や罹患者への嫌がらせとかは、もしかして、この社会的にやらなくてはいけないことや、自分へのイメージダウンの部分。病気の本質的なこと(味覚聴覚障害や発熱、肺炎といった諸症状)の負担の大きさより、側面的な部分が大きすぎるのかもしれない。
もう、差別問題になってると思う。
安心して新型コロナウィルスに罹患できる、と言ったら変かもしれないけど、そういう社会というか、マインド(ココロ)の部分を含めて。
インフルエンザとは別の病気だけど、あれくらいには社会で受け入れていかないと、色々回らなくなる気がする。
変な言い方だけれど。コロナ差別なんかしている余裕は、今、無いんじゃないかな、本当は。
そんなことで医療者の皆さんを煩わせたり、患者さんを労わらなかったりしていたら、治るもんも治らなくならないかな?
そういう意味では、社会が既にコロナに罹患してないかなぁと思う。差別感情には伝染性があるのは、歴史上のさまざまな差別問題が証明しているから。社会的マインドの上でのコロナウィルスに罹患してたら、本当に治せないって思うもの。
あおられず、冷静になろう‥‥。

1月はある意味、三石琴乃さん祭り

年始のアニメ映画の上映予定が、ある意味、三石琴乃さん祭りだなぁと思いつつ自分用にメモしておく。要するにセーラームーンクリスタルとエヴァをガッツリやるからなんだけど。
うさぎちゃんとミサトさんじゃ、全然キャラクター違うのになぁ。声優さんってすごいんだなあ。
それにしても、アニメの歴史に残るこの2作品の今世紀新作版を、こんなに連続で拝見できて良いのだろうか。現役学生の頃の自分に教えてあげたい気分だ。
絶対にコロナにかからず、現場でもガッチリ対策して拝見したい。

今までに色々、評判は読んだけれども、私としてはセーラームーンクリスタルは面白いと思ってる方。少女漫画らしさがあるし、テンポが良くて好き。旧アニメ版に比べたらかなりのシリアス路線なので、好みはあるかもしれないな。
ともあれ、シン・エヴァほどではないけれど、セーラームーンクリスタル4期も長くお待ち申し上げたので、本当に楽しみ。3期は予告っぽく終わっちゃったし。4期の主役は原作通りならちびうさ。彼女も割と好きなキャラだし。ブラックムーンの時とか色々あったけど、結局はいい子なんだよな。
そういえば、来年は進撃の巨人が連載もテレビアニメも完結するし、るろうに剣心の実写版もまたやるとか言うし。色々と楽しみが多い。
ちなみに、映画館はきちんとやるべきことをやって(日程や座席選びなども含めて)行けば、コロナ感染の心配については比較的安全な施設。ガッチリ換気しているし、観覧についてはマスクチェックや検温があったり、館内清掃や消毒もしっかりしてくれてる。
要は、手洗いやマスクをきちんとしないとか、大声を出すのがよくないのだ。まあ、自分の場合、ひとりで行くからってのはあるとは思うけど。
体調が良く、ちゃんと対策できるなら、エヴァに限らずとも映画館の映画はおすすめの娯楽だ、ほんとに。この間のエヴァ4Dの週末3連発、コロナストレスがだいぶ消えたもんなぁ。まあ、Q4DでのQuestionはまた大量に発生したけれども、それは仕方がない。だってそういう作品だから。そう思えるまでかなりかかったけれど(初めて見た直後は、ポカーンとしていたと思う)。
ともあれ、1月が楽しみだ。クリエイターや配給に関わる皆様も、どうかご無事で。

2021年の祝日移動メモ

  • 『海の日』(変更前 7月19日)
    • 7月22日に変更
  • 『スポーツの日』(変更前 10月11日)
    • 7月23日に変更(五輪開会式)
  • 『山の日』(変更前 8月11日)
    • 8月8日に変更(五輪閉会式)
    • 8月9日は振替休日
  • 参考

って。上記の首相官邸HPでこれ公開された日付が昨日なんですけど‥…いっくらなんでも仕事が遅過ぎません?
ともあれ、手帳を買ったり、カレンダーをいただく時期なので、適宜修正ですね。

エヴァ、4Dは凄かった

エヴァで、4D化した過去3作が上映されましたが、この3週間の週末で全て拝見してきました。
本当にエヴァに乗っている気分になれました。さすがにGがかかるとか、シンクロした痛覚などは再現できないので、実際にはもっとすごいんでしょうけれど(笑)。
実のところ、4Dによって、エヴァ世界の解像度が自分にとってグッと上がりましたね。シンジたちは本当に大変だったのだ……と。で、やっぱり巻き込んだ大人たちの説明不足に怒りを感じたり。こんなに衝撃に耐えて闘ってきたのに説明してくれないなんて「ミサトさん、訳わかんないですよ!」っていう『Q』のセリフは実に同感でしたよ、シンジさん。いやもう本当。劇中最後に、カヲル君の忠告を聞かずにやらかしてしまうのですが、ここまで訳が分からないことが続いたら、槍が違うかもしれないよ、って言われても、あれこそ希望だって盲信、猪突しても仕方がない。彼は本当に悪くない!
そんな風に、QがQuestionだらけ、ってことにも、体験感がめちゃくちゃ爆上がりでした。『Q』は制作側が意図して謎をばら撒いているとしか思えない章なので、シンジさんの不信感がもう本当に実によくわかる。やろうと思えばリツコさんがもっと説明してあげればいいのに、シナリオをそうしなかった。冬月先生からも説明がまるっきり足りないし。ゲンドウさんはああいう人だからまあ口下手でも仕方ないにしてもね。カヲルくんももう少しなんとか……。ピアノを教えてくれたのはいいんですけども。
まあともかくも、行かれる方には、この社会状況ですので、道中の寒さとコロナ対策を万全にしてお楽しみくださいませ。料金がちょっと高いと思うかもしれませんが、それだけの価値はありましたよ。『Q』のをやっている間に、是非。冒頭から衝撃と迫力がすごかったですから。アスカは本当に頑張ったんですね!
この3週間の週末は、日頃のコロナストレスを忘れられるひとときでした。それに映画館でまとめて拝見すると、CGなどの技術進歩にも驚かされまして、そういうスマホ配信では分からなかった楽しさがありました。『序』はファーストエヴァの原画から起こしなおしたことを考えたら、実に30年近い技術進歩が詰め込まれている、とも思えます。昔は映像と音にあわせて座席が振動する映画館なんかなかった訳ですから。4D版は是非いつか、シン・エヴァでもやって欲しいものです。ささやかな期待をこめて。
さて、あとはいくつか、今回、3作通して見て気がついたこととか。思いつくままにめっちゃ順不同にメモ。

  • マリさんとシンジさんが直接顔をつき合わせてコンタクトしたのは、屋上で寝てたら空から美少女が落ちてきた(?)初対面のあのシーンだけ。Qまで見てもシンジさんから自己紹介もしていないので、マリさんの方はともかく、シンジさん的には「あなた誰?」状態のはず。マリさん的には2回も命を救ってあげてるのに、シンジさん的には自覚ゼロ。なんというか、もし機会があったらお礼くらい言った方がよさそう。あと菓子折でも手作り弁当でもいいから差し入れを。誰か教えてあげて欲しい(無理)。
  • ネブカドネザルの鍵、実はQでカバンだけですが一応は出ていたんですねぇ。今回やっと気がついた。結局、あれがなんなのかはよくわかりませんが、ゲンドウさんと冬月先生のシーンで一瞬映って。加持さんは生きてるのかなぁ。
  • エヴァの海はどういうわけか全般的に赤いはず、なのですが、破のラストにあるQの予告編で、青い海が本当に一瞬だけ映ります。ネルフ関係者が幽閉されるとかいうところです。空母のような場所にヘリコプター? が飛んできていますが、加持さんの招待してくれたあの水族館のような研究所なのかな。よく、ネットの言説では、破のラストの予告編がQとの間の14年間の空白を一気に埋めるものである、とか、聞きますが……。で、シンジさんはその間ずーっと眠っていたから、あえて本編では描写をしなかったと。「次第に壊れていく碇シンジの物語」と言う通り、エヴァ本編はシンジさんの話だから、眠っている間の話はオミットされた、という説。うーむ。わかる気はするけどいつか説明してくれないかなぁ。
  • ピアノで楽しく音楽をエンジョイする2人。後にカヲルくんはシンジさんの父上を「リリンの王だ」と評しますが、考えてみたらピアノは俗に「楽器の王様」と呼ばれますね。西洋音楽での作曲の基本が全て詰まっている楽器ですし、ほとんどの音域の音を出すことができます。他の弦楽器や管楽器、打楽器などは、音色や表現が違う訳ですが、ピアノほどの音域を1台でカバーできる楽器は、昔、私が浜松市楽器博物館の見学に行った記憶からすると……たぶん……ありません。あのとき、西洋楽器も民族楽器も世界中の主要どころを散々みたんですけどねぇ。やっぱりピアノは楽器の王様なんですな。で、エヴァに話を戻すと、世界を2人で弾いて楽しんでいるとも取れるわけです。ひとりでは完全かもしれないがやはり変化が無くて楽しくない。2人では、シンジさんの腕が未熟なので完成度的には落ちるかもしれないですが、予想もしない反応もあったりして楽しくなる。音楽としてはその方が楽しい。やっぱりセッションは面白いんですよね。そこは私のやってたトロンボーンもしかり、吹奏楽もしかりなのですけどね。ともあれ、ピアノの連弾で仲良くなるシーンは、旧テレビ版でのダンスでアスカとシンジがシンクロする話のセルフオマージュかもしれません。
  • 結局、あの14年の間にドグマの中で何があったのか。カヲルくんが彼なりに色々言ってくれますし、ネットでも説明は色々読みましたが、結局のところさっぱり。少なくとも、映画館のスクリーンの中だけで完全に把握はできないと思います。これは仕方ないかも。
  • 希望は残っている、のだそうですよ、どんな時にも。来月の最終章でシンジさんはそれを見つけられるのでしょうか? そういえばヴィレとはWill、意志という意味だとかで、『ふしぎの海のナディア』のEDがたしか、『Yes,I will...』でしたね。あれもいい曲でしたが、なんとなく薄いつながりを感じたりしました。

ともあれ、来月の旧劇の上映、そしてもちろん、最終章の上映が楽しみです。最後の1秒まで見逃せない!

はやぶさ2のカプセル帰還

今回もちゃんとカプセル帰還に成功したようですね。はやぶさプロジェクトはすごいな。
ちなみに、今回はまだまだいくよー、ってなっていますね。

小惑星のハシゴって、なんとなく『彼方のアストラ』の名言を彷彿とさせるものが。
「PER ASPERA AD ASTRA(困難を乗り越えて目的地へ)」……うーん、ロマンだなぁ。

エヴァまつり開戦

新型コロナウイルスの流行度合いが気になりつつも。飲食を控えての映画館であれば感染リスクは低いと判断。
って何の話かというと、エヴァの4D版の話。今週末から序・破・Qの過去作が4Dと通常版で順次上映。それから、旧エヴァの映画版も年明けにやるとかで、本当にファイナルなんだなぁと。詳しくは公式さんで。

せっかくなので久しぶりな映画館で観て来ました。
『序』は、もう、知り尽くした物語だと思っていたんですが。細かい設定で意味が分からないところが多々あるとはいえ(だいたいが作中、説明されていないため)、ストーリーそれ自体は一本道でわかりやすいですし。
ところが、ですよ。4D版になると、物語が自分の体験になる。あんまりグラングランするもんで、映画館の椅子の座り具合がエヴァの体内のインテリアみたいな感じになりまして。あとあのガチャガチャするレバーとかの操作系があれば完璧にエヴァの中でした。椅子から落ちるかと思ったくらいで。
なので、わかり切っているストーリーなのにまた発見があったりして。今回、ストーリー的に気がつかされたのが、綾波レイさんと葛城美里さんが同じことを言っていること。
あの、「お父さんの仕事を信じられないの?」ってシンジさんをビンタするシーン。あのビンタにすら衝撃が付いてくるのが4D版の面白いところなんですが、それでこのシーンがより印象的に。
で、ヤシマ作戦の時、一発外してしまったあと、碇司令に美里さんが言うわけですよ「ご自分の息子を信じてください」と。
この2つのシーンが妙に重なって見えたのは今回が初めてでした。もう何回も公式配信で見ているのにな。
そんなこともあり、いろんな意味で衝撃的な作品に仕上がっていたんですよ。今思うと、序盤でルノーがひっくり返った時に口の中がシャリシャリしなかったのが残念なくらいでした。
映画の締めの宇多田さんの綺麗な歌声を聴きながら「よくこんな状況でシンジさんたち生き残れたよなぁ……」って感嘆しておりました。改めて、とんでもないクライシスだったんだなぁと、思いやりたくなったのです。
なんか、シンジさんって思いの外に理不尽な人生になっちゃったなぁというのがほんとによく分かって。
『序』は一応、ラストに救いはあって、なんか綾波レイさんを助けて終わってるわけですが。
『破』も同じく、もっと深刻な危機から助けているのですが。『Q』はなんなんだろう……と、改めて考えています。
来月、今度こそ本当にシン・エヴァを上映してもらえますように祈りつつ。可能な限り4D版を観たいと思います。リアル世界もどうなるか分からない状況ですが。だからこそですね。
ちゃんと5作全て観られるよう、体調管理に気をつけねば。そういえば来月はセーラームーンの新作もあります。

ダイがだいぶ早すぎる件

先日からリメイク版が放送され始めた『ドラゴンクエストダイの大冒険』。
ダイレクトに世代なので、毎週楽しみに追ってます……が、気のせいか展開が早いような?
今回の『ひとかけらの勇気』の回は、普通の人だったポップが勇気に目覚める名作回。
新作では前を見据えて戦地に疾走するポップと、背景の街の人たちが下を向きオロオロしているところの対称性が描写され、台詞にない演出が見事だと思いました。
しかしまさか、そこからさらにマホカトール、ダイの覚醒、クロコダインの敗退まで一気にやってしまうとは思いませんでした。
慌てて旧アニメ版をdアニメストアで確認してみると、やっぱり今回の内容に匹敵するのをだいたい3回かけています。見直したら回想が多すぎる感はありましたが。
現在のところ、旧アニメ版で18話までくらいの内容を、現在の第9話まででやってきてしまっているわけです。倍速ですね。
原作が終わっている強みで、要所要所を締めつつテンポ良く、というのが新・ダイの狙い目なのかもしれません。セリフも細部を省いてキレが良くなっています。その分のニュアンスは声優さんや絵の演技力でっていう。一歩間違えたら心理描写をおざなりにしかねない賭けに出ていますなー。
つくづく、今だから出来る作り方をしているなあと。画面切り替えも、めちゃくちゃ早いですし。
ところで……。
このあと、ダイぶ後になるまでニセ勇者一味は出てきませんが、魔法使いまぞっほが実はすごい人なんじゃ、という。
まぞっほに魔法を教えた師匠って実は……というのがありますが。
あの妖魔司教ザボエラですら悪魔の目玉を使う必要があったライブビューイングを、水晶玉ひとつでサラッとやってしまう。しかも、覗いているのにザボエラが気がついてないんですよ。魔力が現場に届いているはずなのですが。ステルス能力も高い?
この先に出てくるメルルも同じような芸当をやってのけますが、この、水晶玉を使ってどこかの様子を見る魔法力って、僧侶系でも魔法使い系でも賢者系でもない、一般呪文とは別系統の技術のようです。
まあ、まぞっほのことなので、辻占して小銭稼ぎをするために覚えたのか? とかも想像しますが、メルルのおばあさまの話からすると、なんらかの血筋も関係しているとかしていないとか。
何にしても、魔法使いまぼっほは飄々としているようで、実は相当な使い手なのは間違いありません。魔法使いか占い師の家柄の出なのではないかな、と思います。実戦で仲間を救う大魔法使いになるには、少しばかり勇気が足りなかったようですが。
で、ひとかけらの勇気があった方の魔法使いは、賢者の呪文マホカトールも使えた……と。いくらマジカルブースターの宝玉を補助にしたとはいえ、特殊すぎて才能がなければ無理な呪文です。例えばマァムやダイにはマホカトールは使えないんじゃないかなと。レオナは、才能がなければ魔法の契約すらできないって言ってましたし。
もしかしたらアバン先生は、得意の破邪呪文の後継者も探していたのかもしれません。
怖がりで修行嫌いなのにメラゾーマも使いこなす弟子をみたら、秘術であろうと出来ることを全て教えたくもなるでしょう。
で、あとは口車に乗せて。
メラゾーマならともかく、賢者の呪文マホカトールなんて使えるわけないですよ、先生!」
「まあまあ、いいですから、試してみなさい、ポップ。契約を試すだけなら、なーんにも怖くも痛くもないですから、ネ☆」
「はぁ……先生がそこまで言うなら、試すだけっスよ? マジで!」
みたいな感じで、契約だけはやっていたのかなと。一応。この時のアバン先生の内心の期待度とか考えるとグッと来てしまいますねぇ。それに、こういうことをしてくれてなかったら、ここでダイパーティは全滅していましたから。まさに、アバン先生は勇者にして賢者であります。
こういうことを考えると、クロコダイン戦の経験は、このずーっと後の展開で、ポップの大覚醒に寄与することになるわけですね。原作でここを描いている段階では制作サイド的にもマホカトールが伏線になるとは思われてもいなかったかもしれませんが、キャラクターが生きているとそういうこともあるのかもしれません。それはご都合主義とは別のことでしょう。
色々想像すると楽しいです。というわけで、とんでもない密度と早さでテンポ良く展開中の新ダイ。
新作で最大の楽しみはサミットと鬼岩城戦なのですが、このテンポなら前回のアニメ化で終幕となったバラン戦までももしかしてあと2、3ヶ月くらいで到達するかもしれません。なら意外と早く見られるかもしれませんね。