「ロボッツ」の試写会を見てきました。

有楽町にて、この夏公開の3Dアニメーション映画「ロボッツ」の試写会を見てきました。
ロボットたちだけが住んでいる世界で、アップグレードできない旧機種を廃絶しようと企む悪徳経営者に、旧型ながら有能な発明青年が立ち向かうお話。


まあ、お話の構図はさんざんアメリカ映画では取り上げられてきた感じで単純なのですが、この映画は映像の迫力とちょっとしたギャグが面白かったです。
アクションシーンのノリは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」(セガスーパーマリオに対抗して作ったアクションゲーム)みたいなジェットコースター。劇的に飛ばす飛ばす。それでいて3次元酔いはしませんでした。画像の材質感が非常にリアル。
昔の映画のパロディが入っていたりします。たとえば、チャップリンの「モダン・タイムス」とかあったと思います。あと今話題のあの「スター・ウォーズ」ネタも。細かいギャグはやはり大人向けかも。元ネタが分かると楽しいという感じ。
あと、途中でロボットが磁力を身に帯びてしまって大変なことになるシーンがあるのですが、この辺は理科で習わないと子供に難しいかもしれませんね。小学校5年生くらいなら分かるかも……。


大仕掛けが江戸ゴマだったり、人類が今まで色々と作ってきた有名なおもちゃの数々だったりと、チェックするところは結構いろいろ。理科好き、ロボット好きな方にお勧め。あの仕掛けは実際に模型作ってみたりしたのでしょうか?
エンディングテーマで席を立っては行けません!! 背景に書かれた様々な設計図面は、一見の価値アリです。


それにしても、映画を見ている最中にあの震度5地震が来てびっくりしました。てっきり映画の効果かと思ったくらい。避難の指示は出なかったのでそのまま見ていましたが。(これで地震後の1時間がやり過ごせたのでちょうど良かったかもしれません。電車などほとんど止まったようでしたし)終演後、震度と電車の様子がアナウンスされて二度びっくり。こんな映画体験はそうそうないですね。


そうそう、日本語の声優陣に関しては、映像の方に夢中になって見ていたので……。ものすごく下手ということはありませんでしたよ。主役の草なぎ剛さん含め、良かったと思います。