フィギュアに早く正しいロシアが戻ってきて欲しい

昨日、テレビでやってたフィギュアスケートのグランプリファイナルを観ていたけれども。
日本や各国の若手陣の活躍を応援したくなる一方で、なんであなた方がいないのさ、ってなった国がある。
言わずと知れたフィギュア大国・ロシアである。
情報集めをしたわけではないが、おそらくは。
あの戦争を平和に休戦させウクライナや他の関係国と和平を結び直すこと。
それから、あのドーピング問題を完全に解決して潔白となること。
そういうことをしないとあの国はこういう大会に戻ってこられない。
残念ながら、世界で一番いけない国になってしまったとしかいえない。世界一の実力を持ちながらもだ。成績関係なく大会に出られないのだから、最下位の国よりもさらに下とされてしまっているわけだ。
これが悔しかったら一刻も早く、国際政治的にもスポーツマンシップ的にも潔白な国に、本当に早く蘇って欲しい。
それに、フィギュアスケートのソロは特にだけど、選手寿命が大変短い。二十歳を超えたらベテラン勢で、三十路の選手は第一線にほぼいない。野球なら脂が乗ってすごいホームランを打ったりする頃なのだが。
ロシアの選手たちももどかしいだろう。自分のベストシーズンが終わる前にショーマ・ウノ選手と氷の上で戦いたい。そんなフィギュアアスリートがあの国に何人いることか知れやしない。
自分のことだが、中学の時、CDでたまたま聴いたショスタコーヴィッチの交響曲に大変な衝撃を受けた。お小遣いで買える廉価版のクラシックCDセレクションでたまたま、だったのだが。
なにしろ金管がかっこいい。そして大変に厳しさを感じる強くて渋い作風。
その後何年かして、『魔法使いの弟子』をやるためにディズニーの『ファンタジア』を鑑賞したのだが。まほでしも迫力と音楽とのシンクロがすごかったがチャイコフスキーくるみ割り人形のトレパークのシーンが素敵だと思った。今となると、アメリカ文化がロシア文化をリスペクトした名作だとも思う。この世情ではあんな作品はなかなか生まれないだろう。
ともあれ、ロシアの音楽文化が好きだ、と、日本人にも胸張って言わせて欲しい。
フィギュアだって、世界最強の国を倒さなくては日本は本当の世界一を名乗れない。テレビ観戦していてさえそんな虚しさがある。選手やコーチ陣はいかばかりか。
早くその振り上げた拳をゆっくりと降ろしてほしい。そして善後策を考えて欲しい。
世界の国も、誠意を見せれば協力するだろう。
過去は変えられないが、未来は誰のものでもないのだから。