こんな雪の日に合うクラシック?

東京は久しぶりのドカ雪です。
楽しいけど寒い。
せっかくなので、寒さに負けずにいくつか冬に聴きたいクラシックを集めてみようじゃないか。こだわりは吹奏楽アレンジ版。または吹奏楽オリジナル! URLをクリックでYouTubeで聴けますよ。

  • 交響詩フィンランディア」/シベリウス近畿大学吹奏楽部)
  • ダッタン人の踊りボロディン龍谷大学吹奏楽部)
    • https://youtu.be/tIdaOnboaQc?si=05cDgJ1TByfvuEFh
      • でもって、敢えてのロシア音楽から。やっぱり、こう聞き比べてみると、根底的なテイストに似たものを感じるんだよなぁ……。エリアは多少違えど、冬に耐えて音楽をしているってことは似たことしてたわけでさ。お隣みたいなものなんだから、ロシアは戦争やめてヨーロッパで仲良くしてくれませんかねぇ。地球って1個しかないんだし。壊さんで欲しい。ところで学生吹奏楽って、音が若くて良いですね。2021年の秋の公開なので、皆様、感染対策してますが音に揺るぎがなくてカッコいい。感染対策の事例の記録映像としても見られるかも知れません。演奏面では特にオーボエのソロと締めのティンパニーは相当に努力されたと思います。それに舞曲って、全員がビート感を共有しないとズッコケなんですが、この演奏ならちゃんと気持ちよくスカッとバレエできそうです。名演。ところで指揮者の方が中学のときの金管コーチに似ててちょっとドキドキしました。他人の空似でしたけど。あの方はお元気かしら…。
  • 冬物語/フィリップ・スパーク(大津シンフォニックバンド)
    • https://youtu.be/h4mUPBIZymQ?si=m4JS4ULET1h7IQ7i
      • ヨーロッパつながりでイギリスのスパーク先生の吹奏楽曲からも。この曲は知りませんでしたが、冬の音楽を検索したら見つかりました。全体的にはスパークらしい吹奏楽的華やかさがあり、終盤のコラールでは相当な技術力が必要そう。ヨーロッパの冬の朝って感じがしたんですけど気のせいかな。あと、なんとなくディズニー映画で使われてそうな気がしたのはなんでかな(パクリとか似てるとか言いたいわけじゃなくて!)。スパーク作品はやっぱりサックスパートの使い方が華麗すぎる。良いよなぁ、サックスって。
  • 雲のコラージュ/櫛田てつ之扶(東海大学菅生高等学校吹奏楽部)
    • https://youtu.be/0MLgenpuamI?si=r4VRbwCR16u56pdZ
      • で、我らが日本の吹奏楽。作曲の動機としては様々な雲の表情のコラージュであって冬はあんまり関係なさそうなんですけど、なんかこの曲、私的には昔から日本海の厳しい冬のイメージがどうもあって。聴いていただければ言いたいことはわかってもらえるかと思います。ちなみに吹奏楽コンクール課題曲が初出なので、この曲が出た時は中学生から大人までこの曲を選んだらみんなやったってことで……。良いよなあ、そういうの。
  • そりすべり/リロイ・アンダーソン(アンサンブルリベルテ
    • https://youtu.be/ggccjtj430o?si=9xbpoQ8OnfTzpb_q
      • 冬のコンサートのアンコールの定番曲、明るいアメリカ音楽で本稿を締めたいと思います。クリスマスの定番を埼玉の名門、リベルテさんのオトナサウンドで。クラップスティックの方がすっごく楽しそう。この曲はリズム隊がノリすぎると走るんですけどしっかりしてました…流石リベルテ様。アンコールって体力勝負なのにこのレベルだもんなぁ。

なんだか、やってみたら各国の冬を並べた感じになりました(一部、拡大解釈ありますけど)。
この時勢にフィンランディアダッタン人の踊りとを並べるのもアレかなあとは思ったんですが、聞き比べてたら、やっぱりどちらの作曲家さんも冬に耐えてるし音楽が大好きな感じがして甲乙付けられない。演奏され続けて、聞き継がれているだけのことはありますよ。
さっきも書きましたけど、本当に早く戦争をやめて欲しいです。泥沼もいいところですし、もうこうなったら核のボタン押しちゃうもんねーってなられたら困るし、各国のイデオロギーを気にするあまり、音楽だけの評価で聞き比べて楽しむことがやりづらいし。だって、ロシア音楽もアメリカ音楽も素敵じゃないですか。どっちが良いとかはゼッタイないので。
お気楽な記事を書くつもりがなんだか妙な方向へ行ってしまった……。
ともかく、雪なので足元注意です!
さっき、外を歩いていてコケかけましたから。なんとか耐えてセーフ!