ちょっと就職活動の相談に乗って来た

年下の友達が何やら就職活動で自分的大混乱を起こして大変みたいだったので、去年のハローワーク経験を生かして、相談に乗ってきました。
こういうときは極力物事をシンプルに考えることが大切です。*1

就職活動のおおまかな流れ

  1. 自分を知る。
    • いわゆる「自分探し漂流」と「就職用自己分析」は全く違う。ポイントは、自分のどういうところが社会のためになりそうか、ということ。余談だけど、ここを勘違いしてしまう学生さんが、芸術系には多い気がしてならないんだなあ。気のせいかなあ。
  2. 企業や社会のニーズを知る。
  3. その中で自分に向いていて、また社会のためになる職種・働き方・企業・条件などを選ぶ(ある程度は妥協もいる)。
  4. 自分をPRするために書類を作ったり面接の練習したり。書類提出やら面接やらを通過する。
  5. 企業のニーズと自分がマッチングできれば、就職! だから就職はある意味「縁」もある。
  6. あとは楽しく働く。


1時間くらい一緒にお茶して、コレくらいには話を整理して、あとは以下の本を渡してきました。
超直前にもどうにか出来そうな本だった*2ので。自分がハローワークで受けて来た就職活動教育ともかなり合致していましたし。
動画は見ていませんが、まあ、版元が版元だから大はずれはないんじゃないかと……。ちなみに、大学生協で買うと、特価で各1000円です。商売上手。

自己分析の“眼”―就職活動 (内定まで90分!DVD就活突破読本 (1))

自己分析の“眼”―就職活動 (内定まで90分!DVD就活突破読本 (1))

面接官の“眼”―就職活動 (内定まで90分!DVD就活突破読本 (3))

面接官の“眼”―就職活動 (内定まで90分!DVD就活突破読本 (3))

エントリーシートの“眼”―就職活動 (内定まで90分!DVD就活突破読本 (2))

エントリーシートの“眼”―就職活動 (内定まで90分!DVD就活突破読本 (2))

あと一冊、500円くらいの履歴書・職務経歴書の書き方の本。
就職のための履歴書の書き方と面接の心がまえ (ビジネス教材シリーズ)

就職のための履歴書の書き方と面接の心がまえ (ビジネス教材シリーズ)

で、職務経歴書の意味とかも伝えてきました。


自分達の親世代の就職活動では、ある意味ではともかくどこか入れればどうにかなったらしい*3ので、ついつい親御さんはせかしてしまうみたいです。
でも、今の時代、働き方も職種も多様なので(特に東京なんかだと)、自分がどういうふうに社会的に役に立てて、人生をどう楽しくできそうかを本当に真剣に最初に割り出さないと、なかなかゴールが見えて来ないんですよね。
どうもそういう具体的な相談には乗ってもらえず、ただ単にせかされただけみたいで、それじゃご本人が混乱するだけでしょうに……。
ゴールが見えないマラソンなんて、誰も走らないでしょうに……。


彼女自身は充分頑張っているので、あとは方向性や健康などに気をつけるように、丁寧に伝えて来たつもりです。方向性が見えないとつらいものね。
あとは「縁」と「実力発揮」のマッチングを祈るしか無い。見守っていますよ、ほんとに。


就職してそれなりに慣れた……就職後3ヶ月後くらいに、ご飯を一緒に食べに行く約束をしました。その頃なら少しはお金はあるだろうし、生活も出来ているだろうし。
これって、続きそうなところを探すための、小さな発火剤になるか……とも、思いつきまして。
就職直後にご飯を一緒にしようね、っていう約束はよくあるけれど、3ヶ月後っていう指定は珍しいんじゃないかな。
それくらいに続けば、あとは結構どうにかなるでしょう、きっと。


っていうか。
こういうのって、自分が勉強になるから、彼女に渡した書籍代+お茶代は、充分すぎるほどにモトが取れているんですけれどね。
どうしてここまで面倒(笑)見てくれるのか、彼女自身はフシギだろうなー!

*1:ほぼ日手帳 2007」をお持ちの方は、今日……2007年09月12日の名言を見てみましょうね。あんまりにもぴったりだから、ハサミで切ってそれも渡して来てしまいました。こんがらがった物事があれば、それをまずこんがらがったまま書いてみると、整理されて行く……みたいなダーリンコラムだったかな。

*2:安くて薄くてまとまってて、ワークシート形式で実践的で、DVDの動画が付いて来て具体的な本だった。

*3:それなりにご苦労はあったでしょうけれど、今とは別の意味のものだったかと推察します。今の方がキツイ、という意味ではなく……。