サブスクで音楽再生1回あたり……

突然ですが。
私は未だに音楽のサブスクは契約していません。
アニメは使ってるんだからエゴと言えばエゴなんですが。
冒頭のページによれば音楽再生1回あたり、演奏側への収益は0.81円(Apple Musicの場合、2021年)。その他各社、1円になれば良い方で。それだったらiTunesで個別に音源を買った方がプレイヤーへの収益が大きく気分良く聴けるという考えからです。それから、まだiPod shuffleを愛用しているためもあります。あれ、Apple Music非対応なので。
そんな世知辛い話をテーマにした読み切りがJUMP SQUARE RISEの今号に掲載されていました。ビィトのすぐ次のページに。
『軽音楽売ります』(原作:渡辺えみ、作画:ラットマン)。
作中ではサブスク1再生の収益は、0.1円とされていましたが、統計の取り方の違いかもしれません。とはいえ、決して高収益とは言えず、特にマイナーなアーティストさんには厳しい時代。
とあるバンドの面々も貧乏に喘いでおられたわけですが、そんな中、女子高生が1人でやってきます。
なんでも、このバンドのファンなので、オリジナルで曲をある日中、ずっと演奏してほしいという依頼。その曲のテーマは……。
……ここから先は本誌で。
絵柄やキャラクターが親しみやすくて良かったですし、展開やオチもなかなか意外でした。
音楽漫画って難しいでしょうが、素敵な作品だなあと。音楽のちからってやつですね。
ただ、やっぱり、サブスクって手軽に音楽を再生できる反面、アーティストさんには厳しかったんだなあって改めて思いました。
アイドルさんとかはグッズや配信で稼いだりもありますが、音楽勝負なアーティストさんにはなかなか。CMタイアップを取れても、若い人がテレビを見ていない時代。
駆け出しのアーティストさんは昔より大変そうです。Twitterとかで炎上も怖いですし…。
曲然り、演奏然り。作品を作るって大変なんですよね。