サブスクで音楽再生1回あたり……

突然ですが。
私は未だに音楽のサブスクは契約していません。
アニメは使ってるんだからエゴと言えばエゴなんですが。
冒頭のページによれば音楽再生1回あたり、演奏側への収益は0.81円(Apple Musicの場合、2021年)。その他各社、1円になれば良い方で。それだったらiTunesで個別に音源を買った方がプレイヤーへの収益が大きく気分良く聴けるという考えからです。それから、まだiPod shuffleを愛用しているためもあります。あれ、Apple Music非対応なので。
そんな世知辛い話をテーマにした読み切りがJUMP SQUARE RISEの今号に掲載されていました。ビィトのすぐ次のページに。
『軽音楽売ります』(原作:渡辺えみ、作画:ラットマン)。
作中ではサブスク1再生の収益は、0.1円とされていましたが、統計の取り方の違いかもしれません。とはいえ、決して高収益とは言えず、特にマイナーなアーティストさんには厳しい時代。
とあるバンドの面々も貧乏に喘いでおられたわけですが、そんな中、女子高生が1人でやってきます。
なんでも、このバンドのファンなので、オリジナルで曲をある日中、ずっと演奏してほしいという依頼。その曲のテーマは……。
……ここから先は本誌で。
絵柄やキャラクターが親しみやすくて良かったですし、展開やオチもなかなか意外でした。
音楽漫画って難しいでしょうが、素敵な作品だなあと。音楽のちからってやつですね。
ただ、やっぱり、サブスクって手軽に音楽を再生できる反面、アーティストさんには厳しかったんだなあって改めて思いました。
アイドルさんとかはグッズや配信で稼いだりもありますが、音楽勝負なアーティストさんにはなかなか。CMタイアップを取れても、若い人がテレビを見ていない時代。
駆け出しのアーティストさんは昔より大変そうです。Twitterとかで炎上も怖いですし…。
曲然り、演奏然り。作品を作るって大変なんですよね。

JUMP SQ RISE『冒険王ビィト』第70話

ジャンプの季刊雑誌で『ダイの大冒険』コンビによる作品が長らく連載されていて、本日は電子書籍版、紙版共に発売日と。
電子書籍で読みましたが、いやぁこれは「りにかな奇跡」な三条節やな、って思いました。
理にかなった奇跡。ダイ好きTVで種崎さんや豊永さんが散々ダイたちの戦いを評していたアレですなー。奇跡的な勝利に見えるけれども、伏線なり、積み上げてきた要素なりを踏襲していて、ちゃんと理にかなっている、と。主人公たちの勝利のために無理矢理に何かを曲げたということがない。こういう改変とかをバトルモノではやりがちなんですが、ダイでは最初から計算し尽くされていましたね。
さて、最新号でビィトたちが戦っているのは、ヒスタリオという強敵です。あのミストバーンの「凍れる時間の秘法」とは別の原理で「アストロンがかかったまま襲ってくる敵」のような状態になっています。前回の連載分では仲間になんとかしのいでもらいつつ作戦を考えたところでおしまい。どうするのかと思ったら…。ここから先は雑誌、ないしはコミックスが出たらそっちで! ということで。
ただ、ネタバレない範囲で、今回のキーポイントとしては、必殺技の「才牙」2種類を組み合わせて使う……というやり方です。今まで、あまりなかった気がします。
ポップのラナリオンで呼んだ雷をダイがライデインで落としたシーンが思い浮かびましたが、そんなもんじゃなかった。こりゃすごい。
ビィトには素早い変幻自在な自分の才牙もありましたが、また別の発想で、他の才牙と組み合わせる。ミルファとポアラのであんなことができようとは。それに……。
で、こういうことがあると、ダイの魔界編があったら……とか考えてしまいますね。
マァムの閃華裂光拳+ポップのメラゾーマでヒートナックルもどきとか。
なんかそういうの、そういえばダイのアーケードゲームでやってるんでしたっけ。姫さんのヒャダルコとマァムの閃華裂光拳の同時発動ができるとか何とか。
さて、土壇場で発動した秘中の秘策。果たしてうまくいくのやらですが……失敗したらビィトたち全滅は確実。まあ、なんとかなるんじゃないかな。また3ヶ月先ですけど。
それにしても、毎回、絵の仕上げが綺麗で読みやすいなぁと。迫力があるのに読みやすい。ホント、並大抵じゃないんですよね、これ。
ダイのアニメが終わっちゃってダイロスで困ってる方は、ビィトを応援しましょう。安定して連載が続いています。コミックスも16巻まで出ています。

『おにいさまへ…』のアニメ版

私がよく使っている『dアニメストア』はアニメの最新作だけではなく、過去の名作もかなり配信しているサブスクです。
『ベルばら』は、あるのかな…と思ってたら一緒に見つけたのが『おにいさまへ…』のアニメ版!
これ、アニメになってたのですねぇ。高校か大学の頃に文庫版で読んだ記憶があります。意外な発見に驚きつつ、この頃ちょいちょい観ていて、ようやく完走したところです。話が濃くて濃くて大変でした!
製作年代は1991年。初代セーラームーンの1年前だから、『きんぎょ注意報!』と同年。でも漫画版の方は1974年の作品なので、このアニメ版の時でさえすでに少女漫画界のレジェンド作品扱いされていたのではないかと思います。というか、なんでアニメ化できたのか今となっては不思議。制作は手塚プロダクションですし、監督はあの出崎統様。音楽が羽田健太郎先生! いやはやすごいわ。放送はNHK BS2だったようで、色々と大人な実験作品だったんでしょうか。
作中では1970年代だったため、アニメ化にあたり生活感を1990年代に合わせていますね。例えば自動改札があったり、家電話がコードレスで子機もあったり。しかし、ソロリティの事情とかの原作の要素はそのまま。このギャップには違和感があるかと思ったら、逆に青蘭学園やソロリティの伝統の重さに厚みを増す印象になりました。
ただ、その分でかソロリティの上級生の皆様は女子大生にしか見えなくて。タバコとかワインとか嗜まれてますし。キミたち未成年者ですよね????
あと辺見お兄様はワープロを愛用されていますが、ちょっとしたレトロPCに今となると見えてしまうという。やたらゴツい感じの。
さて、あの文庫版3冊分で、3クール(全39回)分も作れるのかと思いましたら、これが話が濃いのなんの。残り時間を確認してまだAパートの途中!? って何度もなりました。普通のアニメの倍の濃さを感じたのかもしれません。実際、原作のエピソードからの話のふくらませ方がハンパなくて。
特に最終回にて宮様とサン・ジュスト様が幻の対話をするシーンなんか、私の記憶が正しければ絶対に原作に無かったと思うのですが、これがなかったら宮様は救われなかった。妹の死の責任をずっと背負い続けて、前を向けないでいたのではないでしょうか。でも、たしかに妹への接し方での責任を負うのは当然のことですが、自責のあまり誇りまで捨ててしまったらサン・ジュスト様は悲しまれるでしょう。
こうした、いわゆる『良改変』が毎回毎回てんこ盛りで、原作付きアニメのひとつの完成形として素晴らしいと思いました。アニメオリジナル要素で嫌だったものがあまり思いつかない。先程も書きましたけど、お姉様たちが大人っぽすぎるのがちょっと気になったくらいですね。まあ、原作でも同じだったような気もするので、あるいは忠実とも言えるかもです。
その意味では美咲さんとマリ子さんの熱い関係もアリだなあと。単純にイヤなクラスメートなだけだったら、カッターナイフで襲うまで至らなかったかも。嫌いになりきれない人だったからブチ切れてしまった、というのは、キャラクターの行動の説得力を大幅に増したと思いました。まあ、いささかスポ根っぽくてくどかった気もするのですが、話のベクトルとしては面白いものでした。
ただ、全体を通して少し気になったこと。これは原作にもあった要素ではありますし時代性もあるとは思うのですが(セーラームーンウテナ以前のアニメ化)。学生時代の同性の先輩への憧れはいくら本気でも本物の恋愛ではなく、恋愛はもう少し大人になってから歳上の男性とするもの、という哲学のようなものがそこかしこに見て取れました。先程触れた、最終回での幻のサン・ジュスト様と宮様の邂逅もそうなんです。宮様は妹にあなたは本物の恋愛をせずに死んでしまった。男の人を好きになったらどうなったか的な空想に浸るのですね。うーむ。サン・ジュスト様は本当に宮様を愛したと思うのですが(ソロリティ廃止活動に協力したのもそのため)。それを否定はしていないにせよ、むしろ分かっていてなおそう考えてしまうところに、納得し切れないものを微妙に感じてしまいました。大人になってからの男女の恋愛と同じくらい、むしろ打算なく純粋であるが故にそれ以上につらい恋だったと思うのですよね……。この歳の、この時にしかできないような。少し残念であったかなと。前述のように、宮様に前を向かせてくれたこのシーン自体は好きなんですが、それ故に考えさせられました。
こう、苦悩に満ちた作中での一服の清涼剤のような存在が主人公の親友である智子さん。彼女が出てきてくれるだけで視聴者としてどれだけ安心できたことか。口調こそは江戸っ子ですが、ドロッドロで不健康な思考回路のキャラクターばかりの中で貴重な常識人。キミがいなかったら、下手したら青蘭学園が崩壊していたのでは? とも思います。宮様と智子が話すシーンこそほとんどないですが、ああいう一般生徒目線がなかったらソロリティ廃止を冷静に決断できなかったのではないか? あのラストミーティングの時も現場にいましたし。それでなくともマリ子さんも菜々子さんも、相当、救われていましたね。
さて、サン・ジュスト様の死因と薫の君の行く末が改変されていました。これは本当に救いのあるものでした。考えるに、1970年代と1990年代とで、少女漫画に求められるものがかなり変わってきたのかな、とも思えます。悲劇じゃなくてもじっくり考えさせるドラマは作れる。それだけシナリオ技法や受け手の感受性が豊かになってきたのではないかと。本作は、漫画原作が無かったら成立しなかったのはもちろんです。しかし、全体的には私はアニメ版の方が救いが多く、より好きだと思いました。
ホントに3クール完走は大変だったのですが、話のドロドロさがここまで振り切れてると毎回クセになってしまい「明日はお仕事! 今日はここまで!」と思い切るのが大変でした。ホントに濃いお話で、完走できて幸せです。
またそのうち、時間を見つけて古典的作品を発掘してみたいものですね。サブスクシステムには大感謝!

ひとまず……さらば、愛するダイよ!

ダイの大冒険』全100話の本放送+公式YouTube『ダイ好きTV』がひとまず大団円を……迎えてしまいました。
(録画ので観られる方には次回予告パートまでしっかり見るのを強くオススメします!)
あー、これから週末は何を楽しみに生きればいいんだ!
とりあえず、放送回録画は永久保存決定……。
『彼方のアストラ』と『ダイの大冒険』は何度、見返しても発見がある大作です。これは消せない。放送版だと字幕が出せるため(TorneNasneの場合)、半分マンガライクに楽しめます。
さて。それはさておき。以下はネタバレオーラ全開で書いてみたいと思います!
まずは、放送後の『ダイ好きTV』で特に監督さんやプロデューサーさんがピックアップして語られていた話数をメモしておきます。何がどう要注目なのかは『ダイ好きTV』でご確認のほどを!

  • 最終100話! アフレコ現場にはダイ制作の最重要人物のあのお二人がサプライズで…!
  • 73話、尺と演出を両立させた発想!
  • 97話! ゴメちゃんとのお別れのあの色彩表現に生かされたのは、東映アニメーションの看板番組の一つ『プ○ ○ ○ ○』の経験! 言われてみると確かに!
  • 99話! バーン様の演技は、監督さんからはどう見えた!? そしてあのガヤのシーンは!?
  • 60話の役者魂とは。
  • 21話などでのキルバーンとピロロ。「腹話術師の逆」の演技とは。

上記、全てのコメントはこちらから。

(ダイ公式YouTube)

ところで『ダイの大冒険』は公式ムック本でも先日の展覧会でも語られていましたが、だいたい3ヶ月ほどのストーリーなんですね。上記の『ダイ好きTV#91 』でも、後半の声優さんインタビューでお話が出ておりましたが。
たった3ヶ月でも、これだけ成長して世界を救えた。
これ、大人になると「ダイはマンガだから」とか思ってしまいがちなのですが。
中学1年生のころを思い出してみると、すこしは納得できる気がするんです。
何も知らないで小学校の気分を引きずりながら入学してきたのに。1学期の期末テストが終わる頃には、すでにいっぱしの中学生になれていたあの頃を。
特に部活をやっていたら、夏休みには最初の大会や公式試合、コンクールなどがあったりして。ひととおりクリアできるのには、そのジャンルのひととおりの基礎が終わってなくてはならない。上手いか下手か、レベルは別の問題として、ともかく試合ができるまでの実力を身につけなくてはいけない。例えば吹奏楽コンクールであれば12分間、2曲をキチンと吹きこなさなくてはいけない。
流石に何も知らなかった少年が3ヶ月で世界を救えたのはマンガだからですけど。
リアルに普通の中学1年生も、それぞれの大冒険を生きている。そして、3ヶ月でそれぞれのラスボスと取り組んでいる。
……ない話じゃないな、と思ったのでした。
さて、ダイに話を戻します。
遠い空での闘い。
バーンの猛攻で真魔剛竜剣も壊れてしまいました。
そしてドルオーラを集束させるための魔力が切れてしまったダイが最後の決め技に使ったのは、剣の持ち方からアバンストラッシュのブレイクタイプだったと思われます。
オーラは竜闘気、構えは人間の代表であるアバン先生の技、もう1人の代表であるポップの想いをエンジンに……すべてを込めて閃光のように叩き斬った!
竜と人が、魔を撃ち破った瞬間です。ストーリーとして本当に美しいなぁ、と、改めて思ったのでした。
そして地上にもどれたダイ。迎えてくれたポップと仲間たち。
ここで、アニメオリジナルのポップによる勝利宣言があるんですよ。もうこれは今の時代にアニメ化してくれてよかった! と、本当に思えたひとコマでした。ここ、演じていて豊永さんもさぞかし楽しかったんじゃないかなあと。脚本を最初に読んでみた時に、絶対「うおお!」とかなってたんじゃないかと。
し、か、し……。
これまたアニメオリジナルでの、少々不穏なダイのモノローグ。
そして、最後の最後の最後の隠し球のように現れたキルバーンとピロロ。
この2人のボイスが凄まじかったですね。人間の声にこんなことができるなんて。理にかなっていた声でした。彼はまさにトリック☆スター……。まだ生きていたとは!
ここで、レオナ姫がヒャダルコを試してみますが。この時点で、高レベルの攻撃魔法が使えるMPが残っていたのはおそらく姫さんだけです。レオナ姫がキルバーンのトラップに対してヒャダルコで対抗するのはこれが2回目。ダイア・ナインのときにも撃っていました。そしてやっぱり効果ナシ……。レオナ姫が弱いんじゃなくて、相手のレベルが高すぎるんですよね。アニメではキルのセリフが微妙にカットされていましたが、キルバーンの肉体を流れる魔界のマグマ相手では、流石に無理というもの。
逃げられる前に、アバン先生のフェザーとマァムの閃華裂光拳(セリフにはありませんが多分)でピロロは仕留めましたが、やっぱりこうなってしまった……キルバーンの肉体は空を飛んで処理するしかなく。そして、やっぱり、ダイ君は天空へ駆け去ってしまった……ポップを蹴り出して。
ここでダイが飛んでいって、ブラス爺ちゃんのモノローグからみんなでダイの剣を見守ったラストの後に「1人でどこへ行くの?」ってなエンディングテーマが流れてくるもんですから、もう、泣くしかありませんでした。この歌、なかなか自分の中でダイの歌としてしっくりきてなかったんですが、ようやく腹落ちしましたね。そう。ダイ君はどこへ行ってしまったのだと。
ちなみに、アニメオリジナルで、「黒の核晶(コア)の停止処理は終わらせた」という新情報が。やっぱりヒャドでコアを固めただけでは足りなかったんでしょう。例えば魔力での司令のキャッチ機構も断たないと危なくてしょうがないかもと思っていましたが、そうした辺りをやったのかなと想像しています。
そして……ともあれ、最後のエンディングはCM明けのCパートとして。今までの次回予告パートが当てられました。
コミックスでは分からなかった新情報は下記。
・偽勇者一味はマトリフにより今までに盗んだものを返させられていた。巻き上げられていたのではなく。……それは良いけど、返した後で彼らはどうしたかな。なんだかんだで世界を救ってくれた英雄のひとりなので(たまたま出くわして最後にちょろっと…だけど、居なかったらマジで危なかった)、パプニカあたりでそれなりにくらしているかも?
・チウたち遊撃隊は新しい砦を作っていた。あのときヒムに大岩を運んでもらっていたのはそのため。ゴメちゃんも……ずっと一緒って事で(いい演出!)。……でも、どこの何から守る砦なんだろう? まさか、デルムリン島にあるかも知れないと言われている(情報源は昔のパーフェクトブック)魔界の入り口から世界を守る砦か?????
と思いながら観ていたら、そしてそして、本当に終わってしまっていました。気がついたら。
ダイはもう、帰って来ないのか……と思っておりましたら。『ダイ好きTV』にて、12月に獄炎やクロブレのコミックスと共に、小説版のスピンオフが出るそうで! あと、役者さんや監督さんは、続編をやりたがっているそうで! これからインフィニティストラッシュも予定されていますし、まだ期待していていいのかな?
ひとまず、さよならは言わないでおきます。今回、タイトルには書いちゃったけど、撤回ですっ!

科捜研、新シリーズ!

京都で起こる不思議な事件の真相を、科学と行動力とおせっかいなほどの熱意で追う『科捜研の女』新シリーズ。
ずいぶんクールにリニューアルしたもんだなあと、びっくりしました。
なんというか……今までは明るい青の感じだったのが、今作は漆黒。
広くて新しい研究室に引っ越したことや、ロタ君が異動したこともあるんですが……。
そして、今回の犯人……今までの科捜研だったら、最後の最後で助かったと思うんですよ。しかし……。マリコさんの目の前で……。あまりにもショッキング。
録画で見直しながらも、ウソだろ、おい、やめてくれよー! ってなってました。
というか、手口が手口。今までの事件なら、なんだか生々しいところがあったと思うんです。犯人にも人情があるというか。
しかし、今回はなんだかドライ。離れたところからスイッチを入れるだけ。
それに、あの手口、誰か関係ない人が座ったら犯行を中止したのかな……。通電させなければ良いので、中断はできますけど、もしそうなったらベンチの仕掛けに気が付かれたんじゃないでしょうか。その意味でちょっと不確実性があったような。
ともあれ、今シリーズは今までとは違う。カギを握っている人物は犯人ではありませんでした。
しかし、彼の雰囲気はどこかで読んだマンガにいたような……と思い、引っかかってきたのが「金田一少年の事件簿」の高遠遥一です。稀代の犯罪芸術家。殺人コーディネーターの。
彼自身は手を下しません。しかし、犯罪を決意した人に奇想天外な犯罪計画を提案し、時にそそのかして手を下させる。
非常に危険な人物です。野放しにしてはいけない。
ただ、今回のお話では必ずしもそそのかしたわけではなかったようですが。それでも止めることはしなかった。自分の中の勝手な理由で。
科捜研、この後の回での再登場はあるのでしょうか。
何にしても、マリコさんには、自分の科学を貫いてほしいと思います。

「ダイ」最終回の一個前!

「ダイ」新アニメ版もついに次回ラスト。というわけで、今回はラスト前の1回という。
オープニングから、バーンパレスがどう壊れていってるかの描写がすごかったです。これぞ現代にアニメ化したひとつの成果! コンピュータがある今だからこそできるアニメ化。あんなに精緻にかつ大迫力で描写されるとは。映画館で観たくなりました!
そして、前半のメインは閉じ込められた仲間たちの奮闘。「閃華裂光拳!」「メドローア!」も聴き納めでしょう。この2発のおかげで、バーンパレス心臓部は魔力を吸い込む特殊な生命系の材質でできていて、しかもそれはとても強固であることが判明。この2つが効かないくらいなので、ここでは使われなかった魔法はすべて効かないんだと思います(同じ材質の魔力炉を破壊したドルオーラは魔力を燃料にして撃ち出しますが、実体は闘気弾なので例外)。
仮にレオナ姫がミナカトール(ダイの代わりはアバン先生にする)をかけても魔力技である以上は解除できなかったでしょうし、おそらく破邪の秘法を併用したマホカトール、アバカムトラマナシャナクの類も、同様に魔力でやるので無効。あと多少、可能性があるのはメガンテですかね。あれは魔力はわずかで残りの生命力で敵を討つらしいので。ただ、誰が使っても流石にみんなが止めると思います。
有効なのは闘気技と判明したのでしたが。獣王激烈掌もあの様子では効かず。ハーケンディストールは闘気というより超速の衝撃技なのでおそらく無効(もしかしたら槍がなくなったのでできなかったかも)。同じ理由で窮鼠包包拳も威力不足か無効かなと(シーンはありませんがあの出たがりなチウがやってみなかったワケがないので)。実体がオリハルコンであるアルビナスを破った猛虎破砕拳もおそらくはパワー不足かもしれません。またあの時はカウンターでもありましたので、動かない壁には充分な威力が出なかったかも。
それからこれまたシーンはありませんが、アバン先生の空の技……虚空閃、空烈斬、はたまたアバンストラッシュなども試してみたでしょう(現場にはもう剣がないみたいなので幻のアバン流牙殺法などでやったかもしれません。もしくは、レオナ姫からパプニカのナイフを貸してもらうとか)。ですが、流石の先生にもストラッシュクロスは厳しそうでした(アバン先生以上の剣の達人、ヒュンケルにも無理ということなので)。
で、色々試した挙句、まさかのヒムがグランドクロスで血路を拓いてくれるわけですが。声でセリフを聞くと、どれだけ人間、とくにヒュンケルに惚れ込んでるんだか、って改めて思いましたね。もう本当にすごい演技でした。
そういえばこの回、意外にチウのセリフが多かったです。チウ、結構好きなキャラなのでうれしかったな。「永久欠番とする!」が渾身のボケになってしまってよかったですね。声を聞けると尚更、思います。みんな生還してくれてよかった。
さて、地上に無事に着地できた一行を、フローラ様たちが迎えてくれました。『ダイ好きTV』によれば、このシーンのガヤは各役者さんが各キャラクターとしてアドリブでしていたのだそう。特に、ポップ役の豊永さんがどんなアドリブを言っていたのかを番組でご本人様が紹介してくださってましたので、よかったらオススメです(内容は役者さんに任されたらしいので三条陸先生の監修はないと思われますが、ポップなら確かに言ってそう! 流石!)。

そのポップはダイを1人でラストバトルに行かせてしまったことを悔やみますが、ヒュンケルが「胸を張れ!」と励ましますね。ここまでやってこられたことは、人間として充分に誇るべきこと。あとはもう、ドラゴンの騎士と魔界の神、人類を超えたレベルの闘いです。むしろそこまで辿りつかせられたのは「すべての戦いを勇者のために」できたということではないでしょうか。
誇るべきことです。竜神の子どもの友だちとして。
さて、その上空の竜魔人ダイは現在、かなり押し気味です。そして、劣勢のバーン、ついに彼もすべてをかなぐり捨てました。
彼も修羅の道をゆく。鬼眼王バーンにダイ渾身のドルオーラは果たして効くのでしょうか。あの一瞬、バラン様の姿も見えたような気がしましたが……!
……というところで両人共に本当にすべての手を使い尽くす最終回へ。
予告でいつも見ていたオープニングのダイの剣が写されていましたね。ついに、ここまでたどり着いてしまうのか……! ただ私の予想に反して「大冒険は終わる!」とは言わずいつも通り「続く!」だったので、もしかして……いやいや流石に魔界編は。
アニメ版はご覧になっていなかった方も、よかったら。
テレビ東京系列にて来週土曜、朝9時30分です。
放送直後公開の『ダイ好きTV』もあります。YouTubeです。最終回のはアバンの使徒役の5名様や監督さんのお話とかがたっぷりきけるらしい!

テーブルモードで有線LANでDACで有線コントローラーで

Switch本体を非電源のスタンド(スリーコインズとかのアーム式タブレットスタンドとか)に挟んで底面を浮かせて、テーブルモードでスプラトゥーン3をプレイするのが最近の楽しみ。
どうにもJoy-Conが手に合わず、小型でUSB接続の有線コントローラーを使用し始めたら、かなり快適に。
ただこの方法では充電しながらプレイできないのである。
充電しながらプレイは本体に良くないと知りつつも。
電源が切れ掛けてもあと少しプレイしたい時ってある。
そんなわけでテーブルモードでの環境を再構築した。下記の組み合わせでサウンド(USB→ヘッドセット)、有線LAN、有線コントローラー、充電プレイに問題なかったので環境をなど記録しておく。価格は購入当時の価格。

  • Switchの底面を浮かせて設置できるスタンド
    • スリーコインズ タブレット用 挟み式アーム(330円)
      • Switch底面のUSB-Cが浮くようにできればなんでも良いかと。
  • USB-CのPD付USB Aハブ(3ポート)
    • ELECOM U3HC-T431P5(3220円)
  • USB-AのSwitchコントローラー
    • Cyber Gadget Gyro Controller mini (2110円)
  • USB-AのUSB オーディオ DAC
  • 4極端子のヘッドセット
    • URBANEARS PLATTAN 2 (?円)
  • サウンド端子のマイク/ヘッドホン分岐
    • ELECOM AV-35AD01BK (573円)
  • USB-AのUSB ギガビットEthernet 変換アダプター
    • BUFFALO LUA4-U3-AGTE-BK (1800円)
  • 電源アダプター
    • Switch付属品(USB-C接続)

ところで。
今回、某量販店のUSBハブのコーナーでアレコレと物色したのだが。
USB-Cばっかりのハブというのはまだ店頭に出るレベルでは見当たらないことに気がついた。
USB-C PDとデータ用USB-Cと、USB 3.1が何個か……という構成のものはいくつかみつかったが。
全ポートがUSB-Cで4ポートほどで、60W程度まで対応のUSB PDポートもあり、PCのUSB-C端子に接続して充電できるような商品は見当たらず。
USB-Cが2ポートあるハブはそれなりに良いお値段がしているようだし。
まだまだ、そういうものかもしれないな。